1998/06/03/(水)
毎日バスで通學している。1回の乗り降りに$0.60、定期は1ヶ月$20.00。地下鉄と両方使える定期が$46.00。最初は両方使える方を買っていたが、今はバスのみの定期。チャイナタウンやダウンタウン、ニューベリーとかのボストン市内に行くには地下鉄だが、毎回トークン($0.85)を買っている。家から大學まで約30分。日本では自宅と大學が目と鼻の先なので、乗り物の必要は全くないが、バス通學もなかなかいいものである。こちらのバスは多分、電氣である。ガソリンの匂いが全くしない。日本のように「次はどこどこです」と言ってくれないから、周りの風景を見ていないと乗り過ごしてしまう。私のホームステイ先から大學までの區間は東洋人が多い感じがする。日本人、中國人、韓國人・・。アメリカ人はバスの中でも結構よく飲食をする。紙コップに入ったコーヒや大きなドリンクの瓶、それに甘いドーナツを持って乗り込んでくる。また、とにかく何でも「でかい」のである。ウオークマンにしても、日本だと限りなく小さく、薄くであるが、ここでは古くさい大型のものである。イアホンではなく、ヘッドホーンを使っている。それに何と言っても肥満が多い。いずれにせよ、この國と戰爭しても勝てそうにない。道路の横斷も信号無視が多い。この點は中國竝みである。それとも、日本人が馬鹿正直なのか?確かに車が來なければ渡ればいいのであるが、習慣でつい待ってしまう。しかし考えてみるとこれは實に大きな「ものの見方・考え方」の違いかも知れない。
野原さんから、メールで日記のフォーマットに關するアドバイスを頂く。感謝。
【午前】
8時起床。朝食後、少し頭痛がするので、暫く横になる。左の首筋から左目の奥にかけて重たい感じ。最近よく起こる。午前中は休んでいようかとも思ったが、10分ぐらいで良くなったので、そのまま大學へ。Yenchingに行くと、係りの人が「マイクロと本が屆いてますよ」と教えてくれた。1つは先週Yenchingを通して頼んでおいたChicago(CRL)所藏の「the China Mail」のマイクロフィルム、もう1つは、「Journal of the American Oriental Society」(Vol64,1944)である。後者には「Pidgin English」に關する論文が掲載されている。昨日故障したマイクロリーダーは修理濟みで早速、China Mailを讀み進める。1845年創刊であるが、今回送られてきたのは、2リールだけ。讀みたいのは實は、1891-1892邊りであったので、またその分を送ってもらわないといけない。とりあえず、今回は各卷のIndexのみ紙焼きしておいた。12時過ぎまでその作業。
【午後】
晝食はGreenhouse。晝食後引き続きYenchingへ。昨日讀み損ねたBrittonの「the Chinese Periodical Press」をマイクロで紙焼きをしながら讀んでいく。この本は臺灣からリプリントも出ているのであるが、あいにく私は所藏して居らず、コピーするより他にない。しかしこれはいい本である。Kuang Qizhaoが「廣報」の編者であったことを初めて知る。4時半歸宅。
【夜】
Brittonの「the Chinese Periodical Press」を讀む。
メールチェック。
林琴南の『伊索寓言』に關する原稿続き。
ホームページの更新ほか
【今日の食事】
朝食:トースト、コーヒ
晝食:ピザ(2 pieces)、キャベツのサラダ、コーヒ($5.03)
夕食:チキンスープ(チキン、セロリ、人參、手作りヌードル入り)、サラダ、スイカ、コーヒ
午後のおやつ:なし
3/28-5/31にしたこと
- 「イソップ中國語飜譯小史」(仮題)初稿(約32,000字)
今月中にすること
- 林譯「伊索寓言」原稿
- 「イソップ中國語飜譯小史」完成
- ベネッセ原稿
- 書評(2つ)原稿
- 大修館の原稿(第1,2章)送る
- ドイツでのシンポジューム原稿
今日コピー(全巻)したもの
- Roswell S.Britton「The Chinese Periodical Press」(1933)
パソコン關係
【アメリカでの連絡先】
Keiichi Uhcida
C/O Mrs.Barbara
27Daniels St,Arlington,MA 02174,USA
or
Keiichi Uchida
Department of Asian Languages and Civilizations
2 Divinity Avenue,Cambridge,MA 02138,USA