1998/06/17/(水)

きのう / きょう /あした


「待ち」の姿勢
バスで通っていていつも思うことがある。それは「待ち」の姿勢だ。私が乗るArlington-Harvard綫(77番)は結構利用者が多い。また老人が多いのも特徴だ。で、老人は乗車に非常に時間がかかる時がある。後ろにたくさんの人が竝んでいるのだが、皆いやな顔もせずに、その老人がちゃんと乗るまで「待つ」のだ。運轉手もじっと待ってあげる。身障者の場合も同じである。また、ドアがいったん閉まっても、ずっと向こうに乗る人が見えると、これまた「待つ」のである。日本だときっと運轉手は見て見ぬ振りをして發車するだろう。降りるときも同樣だ。中國のバスとは當然比べものにはならない。やはり「福祉」の行き屆いた國だと今更ながら感心している。トイレでもそうである。車椅子用のトイレがどこでも用意されているが、そのスペースがまたばかでかいのだ。健常者用のトイレの3倍ぐらいある。友人の中國人が「身障者優先はわかるけど、普通の人は犠牲になるの」と言ったけれど、そうなのだ。これを「逆差別」と言う人もいるだろうが、やはりそうあるべきだと思う。國としてのアメリカ、「世界の警察」みたいな顔をして、自分の気に入らない國や「言うことをきかない」國には「暴力」で脅しをかけるそんな「強い」アメリカははっきり言って嫌いだが、この國の「弱者」に對する人々の心配りは好きである。

もしこの日記をご覧の方でお分かりだったら教えて下さい。昔、「井沢(伊沢?)八郎」が歌っていた「ああ上野駅」の間奏(せりふが入る所)で流れる曲名は何でしたか?「吹く風、・・南風」とかいう童謠なんですが・・。こちらに來てずっと氣になっているもので。(理由はまた後日)

【午前】

朝、アメリカ風に言えば「My lovely wife」から電話。何とか通じたようだ。いつもメールだがたまには肉聲もいいものだ。でもいつもより少し早く起こされたので眠い。朝食後大學へ。Yenchingで昨日の續きの「The Canton Press」を見ようと思ったが2臺あるマイクロリーダーが兩方とも使用中。仕方なくFryerなどの本探し。お晝はサイエンスセンターで。

【午後】

晝食後さてマイクロをと思ったが、まだ空かない。本探しに切り替えるが、求める本が目録等にはあるのに書庫にない。誰か借り出し中かと調べてもらうが、それもない。係りの人が總出でカードを繰ったり、書庫を探してくれるが見つからず。明日又探してくれるとのこと。Fryerの「西藥大成藥品中西名目表」だ。3時半頃にマイクロリーダーがようやく1臺空いたが時間もないので今日は「華番和合通書」を見ることにした。これは書名等は知っていたが實際に見るのは初めてだ。でも毎號同じ内容が掲載されたり、書名が「西洋中華通書」と變わったり、よくわからない本である。また今度じっくり見てみよう。あと、「地理全志」「地球説略」「地理略論」なども今後の樂しみ(いずれも日本でも見れるが、ここの方が樂)。4時半歸宅。

【夜】

メールチェック。
ホームページの更新、その他

【今日の食事】

朝食:トースト、コーヒ、ジュース
晝食:寿司、クロワッサン、サラダ、ブロッコリースープ、牛乳
夕食:ステーキ、コーン、サラダ、コーヒ
ここのステーキは非常においしい。銀紙でラップしてオーブンで燒くようだ。おいしさが逃げない。


3/28-5/31にしたこと

  • 「イソップ中國語飜譯小史」(仮題)初稿(約32,000字)

今日コピー(全巻)したもの


パソコン關係


【アメリカでの連絡先】

Keiichi Uhcida
C/O Mrs.Barbara
27Daniels St,Arlington,MA 02174,USA

or

Keiichi Uchida
Department of Asian Languages and Civilizations
2 Divinity Avenue,Cambridge,MA 02138,USA


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