1998/09/26/(土)

中断前の日記(7月最終分)へ


きのう/きょう/あした


喫煙、禁煙、節煙、断煙、愛煙、嫌煙・・・

野原さんの日記は復活後「断煙日記」と名称が変更になったよう。「禁煙日記」から何度目の名称変更か覚えていないが、気持ちはよく理解できる。でも、潔く「禁煙」なさい。(と、他人には言える)
私もアメリカに来た以上は「禁煙」しようと思ってはいた。でも、未だに出来ていない。しかも、アメリカでも喫煙者は意外にも多い。もちろん、屋内ではまず「全て禁煙」と考えて良い。しかし、屋外はその限りではないし、「ポイ捨て」は寧ろ日本よりもひどい。まあ、「棲み分け」がきっちりと出来ているのは素晴らしいと思う。
これがヨーロッパになると、様相が全く異なってくる。レストランでも灰皿が置いてある。私はこういう席ではなるだけ遠慮するが、向こうの人は結構、お構いなしである。特に、スペインなどは「めちゃくちゃ」と言ってよい。あそこは、空港でも「すぱすぱ」なのだ。待合室ではオランダなどでも、喫煙席があったが、スペインでは灰皿もないのに吸うのである。驚いたのは、託送の荷物を受け取る場所なんかでも、空港係員が「率先して」吸うからあきれてしまう。要するに、「意識」の問題だが、そこまでレベルが達していないということだろう。ドイツのゲッティンゲンなんかでも、部屋で皆吸うもので、ついつい私も一緒になって吸ってしまい、荒川さんなんかには、随分迷惑をかけてしまった。
私は喫煙家であるが、やはり屋内は禁煙にした方がいいと考えている。私は「酒」が全くダメで、その「匂い」を嗅いだだけでも気分が悪くなるのだが、タバコも吸わない人にとっては同じことだろう。場所を考えて気持ちよく吸いたいものだ。と、今日は非常に「道徳的」な人間になっている。

【午前】【午後】

今日はバーバラさんが朝早くにカナダに向けて出発。私も6時頃には起きてしまった。一応、見送ったのだが「ケン、What are you doing ?」には参った。「何をしているか?」って、見送りぐらいした方がいいかと思ったからだが、この辺りがアメリカ人。変な感情にとらわれないのだろう。お陰で、今日は1日眠かった。
土曜だが、いつものように燕京図書館へ。お昼は土曜恒例(?)の「蘆華」へ。
昼食後、ラテン語のテキストを探しに「Schoenhof’s foreign books」へ。ハーバードで使っている初級用を買ってみたが、500ページぐらいあって、$17。以前も書いたが、アメリカのテキスト類は安くない。ちなみに、ESLの英語テキストも全部で$60もした。ただし、中身は立派。
その後、再び燕京でGiuliano Bertuocioliという人の論文を読む。これまでに、「ざっと」目は通してあったのだが、今日から心を入れ替えて「ちゃんと、英語の辞書を引きながら」正確に読むことにした。4時頃、中国人の友人とCoopのカフェへ。ここは珍しくちゃんとした器にコーヒを入れてくれる。休息後、ダウンタウンに少し寄って帰宅。

【夜】

メールチェック。他。

【今日の食事】

朝食:コーンフレーク、バナナ、トースト、メロン、コーヒ
晝食:蘆華のランチスペシャル(チキン生姜燒き)
夕食:ピザ、コーヒ
今日からバーバラさんが留守なので夕食は簡単なもの。ピザだったが、9時過ぎに台湾の学生がキッチンで何やらやっている。暫くして「ケン、卵スープを作ったから一緒に食べよう」と言う。これは助かった。明日の夜も期待。


3/28-5/31にしたこと

  • 「イソップ中國語飜譯小史」(仮題)初稿(約32,000字)

6/1-7/10

  • 「イソップ中国語訳の系譜」(約40,000字)

今日コピーしたもの(マイクロを含む)

  • なし

パソコン關係

  • 斎藤さんからNewton LLKの「無蝦米」入力法について教えてもらった。「アルファベットのカタチから漢字の構成要素を連想して、その組み合わせで漢字入力しようとするもの」ということ。ただ、実際に使ってみないとよくわからないが、面白い発想だとは思う。
  • Newtonに英和辞書を入れてみた。データが3Mぐらいあるやつだが、結構使える。英漢辞典もあるようだが、これはまだ入れていない。そういえば、PalmIIIでも同じようなものがある。しかし、英和・和英では、やはりHP200LXに入れてある「光の辞典」が最高かも知れないな。
  • 野原さんの日記に田川建三氏の名前が出てきていた。懐かしい名前である。実は私はこの人と1度お会いしたことがある。向こうは多分覚えていないだろうが、三浦つとむ氏の自宅でである。もう十何年前だが、「現代言語学批判」(勁草書房)という本を三浦さんの編集で出したとき、その打ち合わせの席である。文体やその内容と同じく、なかなかいかめしい顔つきをされていたのを覚えている。吉本隆明氏と少し似た感じである。

【アメリカでの連絡先】

Keiichi Uhcida
C/O Mrs.Barbara Marchese
27Daniels St,Arlington,MA 02174,USA

or

Keiichi Uchida
Department of Asian Languages and Civilizations
2 Divinity Avenue,Cambridge,MA 02138,USA


きのう/きょう/あした