1998/10/04/(日)
懲りないやつら
この間、燕京図書館で久しぶりに朝日新聞を読んでいて、実に不愉快な文字に出くわしてしまった。「週刊新潮」の広告である。
「あの河野さんの教訓を恐れて逮捕をためらう缶入ウーロン茶事件」
缶入ウーロン茶事件というのがどういうものかは知らないが、「文春」も同じようなスクープ記事を載せているようである。私に我慢がならないのは「あの河野さんの教訓を恐れて」という字句である。この連中は、松本サリン事件で犯した自分たちの誤りに全く懲りていないようだ。やつらは一体何人の「河野さん」を作り出せば気が済むのだろう。ことの真相を追い求めるのは大いに結構である。しかし、何故、ここに「河野さんの教訓」云々を出さないといけないのか。捜査に慎重の上にも慎重を期すのは当然のことである。彼らには河野さんに取り返しのつかない「傷」を負わせてしまったという「反省」など微塵もないのであろう。いい加減にしてほしいものである。何度でも言うが、彼らのにはジャーナリズムの精神など「これっぽっち」もないのである。
【午前】【午後】
10時過ぎに大学へ。しかし、今日は日曜で図書館は12時からだった。仕方なく、近くの「Harvard Book Shop」で時間をつぶす。昼食は燕京レストラン。昼食後、Widener Libへ。近代中国における基督教関係の学校についての纏まった本を探す。ないこともないのだが、私が求めているのとは少し違う。ただ中には、当時の大学のカリキュラムなどを詳細に記したパンフレット類もあり、そこでの教科名などは面白い。あと、「廣學會」のこれまでの年報がないか探しているが、これはここでは難しそう。昔「出版史料」に掲載されたもの以外に、どなたかご存知ありませんかね?
今日は、そのほか、「伊索寓言選」(許敬言)の底本である「Jacobs版イソップ」について他の版本を見てみる。皆同じで改訂はされていない模樣。「伊索寓言選」(許敬言)は明らかにJacobsを元にしていると思うのだが、1つだけJacobs版にはない寓話が入っているのだ。「ずるい猫」という話。「鷹と猫と豚が同じ木に住んでいたが、猫が鷹と豚にお互いを警戒させて力を消耗させ、結局それらを食ってしまう」という内容だが、岩波版のイソップにもない。おかしいな??
4時頃帰宅。夜は明日のESLの宿題がある。
【夜】
メールチェック。他。
【今日の食事】
朝食:エッグトースト、コーヒ
晝食:什錦炒麺、豆沙包
夕食:ローストビーフ、ポテト、カリフラワー、サラダ、コーヒ
今夜の夕食は期待していなかったのだが、びっくり。オーブンで焼き上げたローストビーフと、ポテトだった。台湾の学生達にも「今夜はホットドックかも」と言っておいたので、彼女たちもお昼をしっかり食べてきたようで、失敗だった。でも、おいしかった。
3/28-5/31にしたこと
- 「イソップ中國語飜譯小史」(仮題)初稿(約32,000字)
6/1-7/10
- 「イソップ中国語訳の系譜」(約40,000字)
今日コピーしたもの(マイクロを含む)
- なし
パソコン關係
- 斎藤さんのNewtonコーナーが更新。「NLK」を入れると、LLKが走らない可能性があるとか。NLKもマルチリンガルを想定して作られているはずだが、LLKとかとはまたベースが異なるのだろう。とりあえずは、このままいくか。日本語入力に関しては「Kanakana」も一度試してみようと思う。それと、時々手書き認識(英文)がうまくいかない場合がある。最後まで書けないのだ。
- PB2400cのACアダプターが届いた。充電の方はうまくいくようになった。また、キー取りこぼし(母音を入力できない)は、ATOK11の「固定入力」をオフにすると幾らか改善されるようだ。ATOK11のUpdateはこれに対処済みのはずだが・・。
【アメリカでの連絡先】
Keiichi Uhcida
C/O Mrs.Barbara Marchese
27Daniels St,Arlington,MA 02174,USA
or
Keiichi Uchida
Department of Asian Languages and Civilizations
2 Divinity Avenue,Cambridge,MA 02138,USA