1998/10/27(火)

中断前の日記(7月最終分)へ


きのう/きょう/あした


Daylight Saving

一昨日でこの「Daylight Saving」が終わったわけであるが、どうも、これがよくわからない。ヨーロッパでも多くの国がこれを採用しているが、必要性が今一歩はっkりしないのである。冬になれば、日が暮れるのが早くなるわけだが、それに合わせるということなのだろう。今まで6時頃に日が暮れていたのが、5時台になる。そこで、時間を1時間戻すということだろうが、これで正解なのだろうか?でも台湾の学生が面白いことを言っていた。「1時間戻すとますます夜が長くなり、暗くなる」。何かよくわからないが、むしろ日本のように夏は昼が長く、冬は夜が長いというのが、季節の違いがはっきりしてわかりやすいように思うが、どうでしょうかね??(今日は支離滅裂でした・・)

【午前】【午後】

今日は予定通り、エセックス研究所に出かけてみた。朝10時前に家を出て、バスー地下鉄ーコミュータ(近郊列車)を乗り継いでセーラムに着いたのが11時45分ぐらい。セーラムは「魔女」の町であり、丁度、ハローウインも近いということで、町は「魔女」一色。お化け屋敷みたいなのや、魔女の格好をした人があちこちにいる。警官に「エセックス研究所」の場所を教えてもらい、そこに向かうが、どうも「エセックス研究所」という建物は見当たらない。ミュージアムで再度聞いて、行ってみると「Reabody Essex Museum」がそれのよう。中に入って「ここがEssex Instituteか」と聞くと、「そうです」との答え。「ここには本はあるか。ここで其の本は見れるのか」と聞けば、「ええ、1日$8です。2階が図書館です」という。バック類をロッカーにしまって、2階へ上がる。先ず、登録を済ませ、係りの人から本の探し方や請求の方法を教えてもらう。新しいカタログはなくて、私がコピーしたものしかないという。カードをくって目的の「The Daily Press(香港船頭貨價紙)」を探すがどうも見つからない。係りの人が見かねてカードを見つけてくれた。初めての場所だから、この辺りの要領がうまくつかめないのだ。でも、その後は中国関係のもののカードの場所がわかったので順調に調べられた。ハーバードにあるカタログ(1925)に掲載されているよりも随分増えているようだ。面白そうな本がいっぱいある。ただし、今日は時間の都合もあるし、出してもらったのは以下のもの。

  • 「The Dairy Press」・・・卓南生によれば、この中に「香港船頭貨價紙」というものが1859年分78部入ってるとのこと。すでに破れかかっているので、慎重に1枚1枚めくっていくと、確かに1859年分に入るとそれがあった。ただし、卓の本の写真にあるのは「己未年正月初一日 第197號」なのだが、その辺りのが見当たらない。4月21日号からしかないのだ。ひょっとして誰かが見た後に、日付がばらばらにされた可能性もある。なお、「The daily Press」そのものにも幾つかの部分に中国語の個所がある。また、「香港船頭貨價紙」は「Supplement to the Daily Press」とちゃんと記されていた。(このことを卓は述べていない)それにしても、こんな貴重な物はマイクロに収めておかないといけないのに、まだだと言う。今日1日ではとても見切れないので「Hold」してもらった。
  • 「A Chinese and English Dictionary」(1871)・・Lobscheidの「華英字典」である。Lobscheidの「英華字典」はよく取りあげられるが、「華英」の方は余り顧みられていない。出版年はCordieでも1871となっているから、これが初版であろう。全1冊、本文592p。その序に面白いことが書かれている。
    Other trems, such as 化學, which has been used for Chemistry, have been omitted on the simple ground that Chemistry is not a doctrine of transformation and our present state of science forbids us to make use of the terms of the alchimists of a darber age.
    沈さんが、<ロブシャイトは、「化学」を拒否したのは、氏がchemistryの本質は、transformationではない為です。transformationは『英華字典』では、「化」と訳されています。王さんは、当時、traansformationは、点石成金の意味で、錬金術の概念であったと教えてくれました。だから、transformationとリンクされた「化」をロブシャイトが嫌ったわけです。>と言っていたが、確かにそのことがここに書かれている。←沈さんへ

  • 「Child’s Paper」(1877-8)・・ひょっとしてこの中に私の現在やっているものがあるのではと、昨日から期待していたのだが、実は「あった」のだ。初めて見る雜誌であるが、中のテキストは中国語で、目次や広告などは英語である。中国語のタイトルを「小孩月報」という。上海清心書院発行。ここにあるのは「第2部=Second Volume」で、No1-No12まで。天路歴程、聖経古史、遊歴筆記などに混じって「イソップ」があった。完全な口語体の文である。このイソップは知らなかった。そのほかに「省身指掌」という医学関係の話が毎号載っている。その筆者は「博恆理」。またMacGowanが「Save the drawing」(水難救助法)を寄稿してたりする。

今日出してもらったのは、全てコピー不可とのこと。書き写すしかない。今日はここまでにして家路に向かう。しばらく通う必要が出てきた。
6時頃帰宅。

【夜】

メールチェック。他

【今日の食事】

朝食:コーンフレーク、トースト、コーヒ
晝食:ハム・チーズサンドイッチ、コーヒ
夕食:チキンスープ、サラダ、コーヒ


3/28-5/31にしたこと

  • 「イソップ中國語飜譯小史」(仮題)初稿(約32,000字)

6/1-7/10

  • 「イソップ中国語訳の系譜」(約40,000字)

今日コピーしたもの(マイクロを含む)

  • なし

パソコン關係

  • 特になし

【アメリカでの連絡先】

Keiichi Uchida
C/O Mrs.Barbara Marchese
27Daniels St,Arlington,MA 02174,USA

or

Keiichi Uchida
Department of Asian Languages and Civilizations
2 Divinity Avenue,Cambridge,MA 02138,USA


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