1998/10/29(木)
$1.22の請求
今朝、朝食後、バーバラさんが「ケン、電話代を払うように」と言ってきた。9月にマサチューセッツ州の他の町に2,3度パソコンのケースの注文でかけた分である。ところで、おいくらだとお思いでしょう?実は、合計「1.22ドル」なんですね。日本円にして約140円ぐらい。少し笑えるでしょう?このあたりがアメリカ人なのだ。ビジネスだから、もちろんそれでいいのだが、日本だったら、果たしてこれくらいの金額を請求するだろうかと思ったりもする。電話代を請求されたのは、これで2回目。1回目は、いくらだったか忘れたが、同じくらいだったろう。今回のは1回につき、大体0.30ドルから0.50だったが、そのうち、0.30ドルぐらいの所にかけてみたいと思っている。その時に、バーバラさんが、どう出るか。非常に興味がある。
アメリカでも「人情」というのはあるだろうが、こと金銭に関しては全く考慮に入れないと考えた方がいいだろう。バーバラさんが旅行に出かける時に、私が一緒に起きて見送ったりするのも、アメリカ人にとっては理解がしにくい所のようである。「What are you doing ?」と必ず聞かれるのだ。旅行に出ても「お土産」なども皆無である。この辺りの感覚は日本人とはまるっきり違うと感じている。
【午前】【午後】
今日は、中国人の友人とまたセーラムの図書館に出かけた。毎回$8.50払うのは面倒だから、「メンバー」とかになる方法を聞いてみた。$40でメンバーになれるそうだが、今後どれくらい利用するかにもよるので、今日のところはそのまま。
一昨日の続きで、「小孩月報」のイソップを入力していく。最初は「蛇と亀の話」。しかし、こんな話がイソップにあっただろうか?内容は「兎と亀」と全く同じだが、「兎と亀」も第12号に出てきている。このイソップは一体どういう系統のものだろう?なお、明らかに「意拾喩言」を参考にしたものもある。
今日見たものに、もう1つ面白いのがある。「The Oriental or TUNG-NGAI SAN-LUK 東涯新録」という新聞である。4ページからなり、1面と4面が中国語で、中の2,3面が英語である。ここにあるのは、1855年1月25日と3月の2部のみ。「加利科爾亞省散汎思歌埠」、すなわちカルフォルニア州サンフランシスコで発行されたものである。ちなみに、1/25日のニュースには「遐邇貫珍」の報道として、ペリーが琉球国に行き、講和条約を結んだことと、その条文が載せられていたりする。4面はほとんどが広告。「香港船頭貨價紙」よりも興味はあるが、如何せん2部しかない。ほかにこの新聞についての情報はないものだろうか??
今日は、イソップも入力が完了できなかったので、明日も又出かける予定。
6時過ぎ帰宅。
なお、先日、「化石」や「化学」について、書いたが、荒川さんからメールを頂いた。ロブシャイドの件は、すでにこれまでに指摘があること。また「化石」が「動賓フレーズ」である根拠等々。「化学」については、全く私の見落とし。「化石」については、まだ幾らか不透明な部分が残されているような感じ。
【夜】
メールチェック。他
【今日の食事】
朝食:コーンフレーク、トースト、コーヒ
晝食:照り燒きラップ(ライス入り)、紅茶
夕食:ソーセージ、ポテト・玉葱の炒め、サラダ、コーヒ
3/28-5/31にしたこと
- 「イソップ中國語飜譯小史」(仮題)初稿(約32,000字)
6/1-7/10
- 「イソップ中国語訳の系譜」(約40,000字)
今日コピーしたもの(マイクロを含む)
- 「The Oriental or TUNG-NGAI SAN-LUK 東涯新録」の1855.1.25日号
パソコン關係
- 特になし
【アメリカでの連絡先】
Keiichi Uchida
C/O Mrs.Barbara Marchese
27Daniels St,Arlington,MA 02174,USA
or
Keiichi Uchida
Department of Asian Languages and Civilizations
2 Divinity Avenue,Cambridge,MA 02138,USA