1998/11/13(金)
【午前】【午後】
今日は午前中はちょっと調べることがあって先ずWidener Libへ。ただし、どうも依頼された本はここにもないようである。ついでに、昨日見つからなかった「China Review」の論文を探す。しかし、羅常培の本に書かれてある號にはどうしても見つからない。偶然、隣の書架に「China Recorder」が並んでいたので、念のためと、それを調べてみると、何とそこにある。羅常培だから間違いはなかろうと思っていたが、きっと「弘法も筆の誤り」だろう。また、久しぶりで5階に上がり、語学関係の書架を見て歩く。面白そうな本があったのでコピー。
午後、昼食後、燕京に行き、友人と明日のメイン行きについて相談。何でも彼の友人の韓国人一家も行きたがっているそうで、しかも車を運転するとのこと。渡りに船と、その彼を待って、打ち合わせ。レンタカーも手続きを済ませる。
韓国の人は中国思想史、特に王陽明が專門とのこと。葛兆光(漢字はあってるかな?)なんかとも交流があるそうだ。その人と燕京の地下にある韓国関係書庫に行ってみたが、ここは知らなかった。「註解語学総覧」や「伍倫全備諺解」といった面白い本もある。前者は不勉強でこれまで見たことがなかったが、江戸時代の唐話テキストや「白話字典」とそっくり。「朱子語録」「水滸伝語録」「西遊記語録」などを集めたもの。なお、今日、上の階で見た「新撰洋学年表」もいい本だった。
夕方6時から、臺灣交通大学の先生主催の夕食会。メンバーは私とその先生の他、燕京図書館の2人の館員、それに韓国の女性の先生。またまた「黒一点」。おいしい中華料理を食べ、帰りにケーキ屋さんで更に一時歓談。9時半過ぎ帰宅。
【夜】
メールチェック。他
【今日の食事】
朝食:コーンフレーク、トースト、コーヒ
晝食:チキンバーガー、ポテトフライ、コーヒ
夕食:椒鹽排骨、鶏爆、琵琶豆腐、清蒸魚、炒青菜、デザート
3/28-5/31にしたこと
- 「イソップ中國語飜譯小史」(仮題)初稿(約32,000字)
6/1-7/10
- 「イソップ中国語訳の系譜」(約40,000字)
今日コピーしたもの(マイクロを含む)
- 「First lessons in the Tie-chiw dialect」(W.Dean,1841)・・これはWidener Libで見つけた本だが、この前の廣東語語彙例文集みたいな体裁。「英語ー中国語ー音注」となっている。バンコックで出版されたもの。これでもパンは「麺包」になっている。またEnglish Languageは「英吉利話」だ。
- 「Chinese Recorder」のCrawford「A system of phonetic symbols for writing the dialects of China」(1888)など、それに関わる論文。
パソコン關係
- PowerMailだが、今日、中国から返事をもらったが、どうもうまくDecordingされていない。こちらからPowerMailで送ったのは、ISO-2022-CNとGB2312のどちらのEncordingでも向こうはちゃんと読めているようだ。問題はincomingの設定にあるようだ。ここは、やはり中国語のコードにしておく必要があるのかも知れない。自分に送った時はちゃんと読めていたのだが・・・?(また、斎藤さんからのアドバイスを待つよりないか?)もう一度、自分に送って試してみよう。今日の所は仕方ないからNetscapeのメーラーで上海からのメールの内容を読んでみた。
【アメリカでの連絡先】
Keiichi Uchida
C/O Mrs.Barbara Marchese
27Daniels St,Arlington,MA 02174,USA
or
Keiichi Uchida
Department of Asian Languages and Civilizations
2 Divinity Avenue,Cambridge,MA 02138,USA