1998/11/18(水)
ラーメン
斎藤さんの「ことふれ」を読んでいると、よく「ラーメン」の話が出てくる。どうやら、「ラーメン三昧」のようで実に羨ましい限りである。確かに、日本のラーメンはおいしい。昔、上海に居たときは、よく「排骨麺」を食べたものだが、「排骨」はおいしいのだが、麺がまずい。中国で、「これはおいしい」という麺に出くわしたことはない。こちらでも同様だ。先日、図書館の人に、「どこかおいしい麺が食べれるところはないか」と聞いてみると、「燕京レストランの牛肉麺」と言われた。早速、その日のお昼に食べてみたが、これもスープと肉はいいのだが、麺が「まるでダメ」。でも、中国の友人に言わせると、中国でもおいしい麺はあるとのこと。しかし、日本のラーメンのように「こし」のあるものは恐らくないと思う。嗜好の問題ではあるが、ラーメンに関しては日本は世界に誇れるのではないかと思っている。ライスとか味噌汁とかは全然欲しいとは思わないが、おいしいラーメンは食べたいと思うこの頃である。
【午前】【午後】
今日は燕京図書館の「ブックセール」。廃棄処分である。朝10時からだから9時頃に行っておこうと思っていたが、結局10時過ぎになった。すでに、部屋中に大勢の人でごった返していた。人混みをかき分けて本を探すのは「慣れて」いるが、やはり来るのが少し遅かったようで、いい本はほとんどなし。他人が確保している本を、こっそり見ていると「それは私のだ」と睨まれる。それでも、「科學画報」とか幾つか購入。トータル$25。1冊が$2ぐらいだから本当に安い。こちらに来てから、これで2度目だが、次回は恐らく来年の4月。10年前に上海に居た時は、古本探しに明け暮れたが、今回はそれは最初からあきらめている。
本を探しているときに、臺灣交通大学の先生から、私と同じような分野を研究している人を紹介してもらう。上海社会科学院歴史研究所の人。何と、熊月之さんの所の人だった。しかも、復旦の歴史系の出身で、周振鶴の学生でもある。奇遇である。今後またお会いして話をすることになった。
午後、「万国公報」のマイクロを見ていく。これも日本に影印本を持っているのだが、あいにくここには影印本がなくてマイクロのみ。それに掲載されている「寓言」を見るのが目的。しかし、マイクロを長時間見ていくのは疲れるものである。なお、「お茶」に関する記事もあるが、「紅茶」ではなくて「黒茶」が使われている。この時期にはすでに「紅茶」という語彙は存在しているはずだが、やはり「一般的」ではないということか。
3時半過ぎに図書館を出て、中国人と韓国人の友人とサイエンスセンターで軽食をとってから帰宅。
【夜】
メールチェック。他
【今日の食事】
朝食:コーンフレーク、トースト、コーヒ
晝食:チキンバーガー、ポテト、コーヒ
夕食:中華丼もどき(ライス付き)、サラダ、コーヒ
3/28-5/31にしたこと
- 「イソップ中國語飜譯小史」(仮題)初稿(約32,000字)
6/1-7/10
- 「イソップ中国語訳の系譜」(約40,000字)
今日コピーしたもの(マイクロを含む)
- 「万国公報」の「寓言」関係の一部ほか
パソコン關係
- 特になし
【アメリカでの連絡先】
Keiichi Uchida
C/O Mrs.Barbara Marchese
27Daniels St,Arlington,MA 02174,USA
or
Keiichi Uchida
Department of Asian Languages and Civilizations
2 Divinity Avenue,Cambridge,MA 02138,USA