1998/11/19(木)
いちご白書をもう一度
ご存知ユーミンの曲である。バンバンが歌ってヒットしたが、昨日の朝日新聞(国際衛星版)で阿久悠さんが書いていた文章は共鳴するところがあった。
日本の新聞は読まないことにしようと思ったが、この阿久悠の「愛すべき名歌たち」だけは例外だ。このところずっと昭和50年代の曲を題材にしている。
「青春」を歌う曲は多い。小椋桂の「さらば青春」、チューリップの「青春の光と影」、吉田拓郎の「ああ青春」・・。みないい曲だが、特にこの「いちご白書をもう一度」は一種の感慨がある。
いつか君と行った、映画がまた来る
授業を抜け出して、二人で出かけた・・・
これは私たちの実体験でもある。
就職が決まって、髪を切ってきた時
もう若くないさと、君に言い訳した・・・
今の学生も、そんな「言い訳」をするのだろうか?大体、最近は長く髪を伸ばした人は少ないから、言い訳も何もないというところかも。
阿久悠はこの歌は「最後の青春の歌」だという。それは特に「雨に破れかけた、街角のポスターに、過ぎ去った昔が、鮮やかによみがえる・・」というフレーズについて述べられている。
「さて、今、街角のポスターから、昨日へ、ある時代へスリップするような上質の感傷があるのだろうか。『いちご白書』の時代は歌になるような感傷を作ったが、それを最後として、二度と感傷が芽ばえない青春に変質させた」と言うのだ。確かにそうかも知れないと思う。が、どこか一方で、いや今の若者だって、きっと自分たちの青春を生きているはずだと思いたい気持ちもある。
【午前】【午後】
今日は1日が何となく過ぎた感じ。図書館には行っていたが、全くはかどらず。1年の間にはこういう日もあるのだと、自分を納得させるしかない。
というわけで、早めに図書館を出て、先日テレビで聴いた曲を探しにレコードショップへ行く。George Johnesとかいう人の「Wild Irish Rose」とかいう曲だ。ちょっとブルースっぽくって、カントリーの要素も混じったいい曲だった。思わず涙するような、そんな曲だったのだ。でも、今日は見つからず。George Johnesというのはカントリーミュージックでは有名な人らしく、他には沢山CDが出ているのだが、お目当ての曲は入ってなかったというわけ。夕食時にバーバラさんに曲名を言ったら、「それは古い曲だ。」と言って歌い始めた。イメージは全然違うのだが、どうやらその曲らしい。「しかし、そのジョージ何とかなんて歌手は知らない」と言われてしまった。明日又探してみるか。
【夜】
メールチェック。他
【今日の食事】
朝食:コーンフレーク、トースト、コーヒ
晝食:燕京ランチスペシャル
夕食:ビーフシチュー、サラダ、コーヒ
3/28-5/31にしたこと
- 「イソップ中國語飜譯小史」(仮題)初稿(約32,000字)
6/1-7/10
- 「イソップ中国語訳の系譜」(約40,000字)
今日コピーしたもの(マイクロを含む)
- なし
パソコン關係
- 「PowerMail」だが、どうも中国語の受信がうまくない。向こうがどんなコードで送ってきているかがわからないが、GBであることは間違いない。Netscapeで受信すれば「簡体字中国語」で読めるから。やはり、Decordingに問題があるようだ。
【アメリカでの連絡先】
Keiichi Uchida
C/O Mrs.Barbara Marchese
27Daniels St,Arlington,MA 02174,USA
or
Keiichi Uchida
Department of Asian Languages and Civilizations
2 Divinity Avenue,Cambridge,MA 02138,USA