1998/11/29(日)

中断前の日記(7月最終分)へ


きのう/きょう/あした


UnicordとMS

先日友人から「GLOBAL IME」を使った日中混在のメールが送られてきた。一種の実験なのだが、私のマックではやはり文字化けする。「Ni Hao」の場合、S-JISだと、前の「Ni」が「??」で表示され、「GB」だと、後ろの「Hao」が化けてしまう。あくまでもMicroSoftのOutlook同士のやりとりを前提にしている。
日中混在に代表されるような、いわゆる「マルチリンガル」が実際それほど必要か?という人もいる。あるいは「多言語混在がマルチリンガルか?」という人もいる。それは一面ではまっとうな問いかけのようだが、私はそういう環境が必要だし、多言語混在はマルチリンガルの一つの項目であることは間違いないと思っている。
マックはこのような環境を早くから実現してきた。ここにきてWindowsもようやくそれを可能にしつつあるようだが、先の例のように、これはあくまでも「Unicord」を大前提にしたものである。確かにマックもUnicordを念頭に入れているが、MSの場合はどこか「帝国主義」「覇権主義」の匂いがぷんぷんする。JISやGBやBig5とコード体系がいろいろあるのは、確かに不便な部分もある。しかし、それをあっさりと「Unicord」に転換させるのはどこか抵抗がある。その方が処理はしやすいのだろうが、技術のなさをコード変更にすり替えているような気がしてならないのだ。それよりなにより、「Outlookなら読める」とか「Internet ExploreならOK」という「唯我独尊」的態度が気に入らない。「何もそこまで」と言われるかも知れないが、これも私流のMS観なのである。

【午前】【午後】

4連休も今日まで。明日からは、ようやくこれまでの生活に戻れる。やはり行くべき所に行かないと、どうも落ち着かない。これが「ワーカーホリック」というものかも知れないが、これまで別に無理をしたつもりもないし、今回の目的がこうだったから、むしろそれが自然のように思っている。10年前の上海では「とことん古書店回り」と決めていたし、今回は「とことん図書館通い」と決めてきたのである。上海では365日毎日欠かさず1軒はのぞいてみることにしていた。毎日行っても同じ本が並んでいることが殆どだったが、それでも「いつ入るかわからない」から、行かなかった日に入ったら後悔する。だから、雨の日も風の日も「とことん」通ったわけである。他人からすれば「余暇の楽しみを知らない可愛そうな人間」と映るかも知れないが、まあ、これが私流儀であって、「笑はば、笑へ」である。
今日も一応チャイナタウンとかに出かけて昼食はそこで食べたが、その後はハーバード界隈をぐるっと一回りして早めに帰宅。夕食まで仮眠。
私の在外研究の残された期間もあと4ヶ月。そろそろ、まとめにかかろうと思っている。

【夜】

メールチェック。他

【今日の食事】

朝食:トースト、コーヒ
晝食:銀座定食
夕食:ターキースープ(ライス入り)、サラダ
夕食はまたまたまた七面鳥のスープ。バーバラさんもさすがに「明日からはまた別の料理を作るから」と言ってくれたが、どこの家庭でも同じかも知れない。大体、七面鳥1羽は多すぎるのである。


3/28-5/31にしたこと

  • 「イソップ中國語飜譯小史」(仮題)初稿(約32,000字)

6/1-7/10

  • 「イソップ中国語訳の系譜」(約40,000字)

今日コピーしたもの(マイクロを含む)

  • なし

パソコン關係

  • 特になし

【アメリカでの連絡先】

Keiichi Uchida
C/O Mrs.Barbara Marchese
27Daniels St,Arlington,MA 02174,USA

or

Keiichi Uchida
Department of Asian Languages and Civilizations
2 Divinity Avenue,Cambridge,MA 02138,USA


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