1999/02/26(金)
1999/02/26(金)
ボストン最終月-
【今日の一日】
今日は雪も止み、一日穏やかな天気。午前中は、バーバラさんの車で郵便局へ。残りの荷物を送る。その後、燕京へ。意拾喩言と底本のL’Estrange版との対照。この原本は活字も英語も少し古くて非常に読みにくい。3話はまだ対照できていない。
お昼は、燕京レストランへ。ここも本当によく通った所。皆、顔を覚えていてくれ、今日も「おかみさん」が「いつ帰るの?」と聞いてくれる。精算を済ませると、ウェイトレスが「まだ豆沙素餅が来ますよ」と言う。「へえ?」と解せない顔をしていると「店長からのサービスです」と言う。ここでは時々こういうことがあったが、どうやら今日は最後ということで、「点心」を付けてくれたのだ。この「豆沙素餅」は大好物だが、優しい心遣いに思わず、しばらく手をつけずに眺めていた。アメリカでもこういう「優しさ」があるのだ。
燕京に請求したエール大学の本は、どうやら間に合わなさそう。仕方ない。係りの人に、来た後の処置を頼んでおいた。帰りに、コピー屋さんに立ち寄り、1冊コピー。ここでも店員が「Uchidaでしたね。Thank you !」と声をかけてくれる。随分、あちこちで顔馴染みが増えたものだ。4時半頃帰宅。
最後の晩餐(明日の夜は韓国人の友人の家に招待されている)は、私のリクエストに応えてくれて、「ステーキ」だった。焼き加減も丁度良く、ことのほか美味しかった。「ケン、結局、ビーフストロガノフは作れなかった。レシピがないもので」と言ってくれた。「いや、次回に期待してますよ」と答えたが、この11ヶ月、本当に毎晩美味しい食事を作ってくれた。勿論、土日には「手抜き」の時もあったが、大満足。明日は、下の子達が1日早く、ここを出ていく。皆、新しい旅立ちの日が迫っている。
【今日の食事】
朝食:トースト、コーヒ
晝食:燕京定食
夕食:ステーキ、ポテト、サラダ、パン、コーヒ
これまでにしたこと
- 「イソップ中國語飜譯小史」(仮題・・一部完成原稿)
- 「中国語教育の歴史と現状」(「関西大学一般教育センター紀要」掲載予定)
- 「海外からメールを送りたいーアメリカ編」(「しにか」別冊「コンピュータと中国語」掲載予定)
- 「王韜日記に見れる『化學』と『戴君』についてのノート」
今日コピーしたもの(マイクロを含む)
- 「徳字初[木+光]」(1901)・・光緒12年初版、ドイツ語学習書、語彙表付き、なお、「鐘天緯」の跋付き。鐘天緯は「讀書樂」を編集した人。
パソコン關係
- なし。
【アメリカでの連絡先】
Keiichi Uchida
C/O Mrs.Barbara Marchese
27 Daniels St,Arlington,MA 02476,USA
or
Keiichi Uchida
Department of Asian Languages and Civilizations
2 Divinity Avenue,Cambridge,MA 02138,USA