1999/03/12(金)
【今日の一日】
また以前のフォームに戻すことにした。箇条書きのは項目が多くなると見にくい感じがするので。
3月10日午後2時過ぎ台北到着。ただ、香港を出る朝から身体の調子が良くない。お昼の機内食も手を付けられず。台北空港から台北まではバスにしようと考えていたが、荷物が多いのと、お腹が痛いのでタクシーで中央研究院へ。約1時間。中山人文社会科學研究所(社科所)の劉さんに宿舍等を案内される。「中央研究院学術活動中心」が今回の住まい。なお、研究所には私個人の研究室も用意してくれてあった。副所長や何人かの研究員と簡単な挨拶。夕食は活動中心で簡単なパン。ただ、腹痛と吐き気はおさまらず。早めに休む。
3月11日も下痢は続く。午前中はベットで横になる。午後、劉さんに案内されて図書館等の利用方法を教えてもらう。書庫に自由に入れるのがいい。もちろん、歴史語言研究所の善本部だけはダメだが、館内での閲覧は自由。活動中心の食事はおいしくはないが、まずくもない。何よりもご飯が結構いけるのが有り難い。臺灣はジャポニカとは知らなかった。また、定食は大体250円くらい。研究室でイーサーネットで直にインターネットにアクセスが可能になった。ここでは、鉛筆等の文具や備品はほとんど無料で支給されるとのこと。この辺りもさすがに国家直属の研究所である。それと、この研究院では院内は全て「禁煙」。研究室も全てである。違反した場合、罰金が1000元から3000元。道路でもほとんど吸い殻を見かけない。唯一、吸えるのは宿舍の自分の部屋だけ。ここまで徹底すると禁煙も実現できるかも。
3月12日も下痢と腹痛はおさまらず。「正露丸」だけは控えてきたが、ここにきたらもう仕方ない。お昼から正露丸を服用。風邪か食あたりか?でも、3日も続くのは少し心配。今日は、劉さんに、近代史研究所、歴史語言研究所のそれぞれの図書館を案内してもらった。特に歴史語言研究所には私関係の本が結構揃っている。洋書はほぼ問題なく借り出せるようだ。「王韜日記」の現物を初めて見る。ハーバードの写本はやはり誤記があった。「戴雅名」は「戴雅各」とちゃんとなっている。でも、このコピーは少し厄介そう。すでにCD-ROMにも焼き付けされているそうだが、所外の人は半分しかコピーできない規則。マイクロに撮れないか聞いてみるつもりだが、それが難しい場合は、別の手だてを考える必要がある。
明日は第2土曜日で研究所はお休みとか。身体の調子が戻るまで少しゆっくり休息するつもり。
【今日の食事】
朝食:バナナ、パン、コーヒ
晝食:弁當(酢豚ほか)
夕食:イカリング、青菜炒め、春巻き、ほか
ボストン滞在中に書いたもの
- 「イソップ中國語飜譯小史」(仮題・・一部完成原稿)
- 「中国語教育の歴史と現状」(「関西大学一般教育センター紀要」掲載予定)
- 「海外からメールを送りたいーアメリカ編」(「しにか」別冊「コンピュータと中国語」掲載予定)
- 「王韜日記に見れる『化學』と『戴君』についてのノート」
今日コピーしたもの(マイクロを含む)
- なし。
パソコン關係
- なし。
【日本の連絡先】
Keiichi Uchida
3-3-35,Yamate-cho
Suita-shi,Osaka,564-0073,Japan
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