1999/03/14(日)
【今日の一日】
下痢と腹痛は5日目にして、ようやく少し回復の兆し。今朝起きると痛みが和らいでいる。もうぼちぼち良くなってくれないと困る。高倉克巳の「蘇州日記」などを思い出したりしてしまったが、どうやら明日は多分「元気」になるだろう。
昨日も一日雨。湿気が多くて寒く感ずる。ボストンでは土日も図書館が開いていたので便利だったが、ここではお休み。
ところで、ある中国人の書いた論文で「澳門新聞報」とか「廣東報」とか出てくるのだが、これがよくわからない。1840.6.20の記事とあって、しかも中国語で書かれているような記述なのだが、この時期にこういう新聞はあったのだろうか?1840.6.20の記事と言うのは、恐らくは「The Canton Press」の記事だと思うのだが、それは一般には「澳門新聞録」と呼ばれるし、英文である。この辺りがどうも信用できないのだ。多分、この論文は戈寶權を元にしており、原文は見ていないのだと思う。「中國近代翻訳文學概論」という分厚い本の中の1章であるが、そのうち作者に問い合わせてみるつもり。
臺灣のテレビを見ていると、日本の歌やコマーシャル、ドラマ等々が沢山流れている。「大忠臣蔵」なんていうのまでやっていたりする。「忠臣蔵」は日本だと12月と相場は決まっているが、3月の忠臣蔵もまたそれなりに面白い。「素人ものまね大賞」などには「アントニオ猪木」の物まねまで登場する。携帯電話もアメリカと違って小型・軽量である。また、なぜか「身長」を延ばすコマーシャルが多い。いずれにせよ、日本に一番「近い」国が臺灣かも知れないと思ったりする。
【昨日の食事】
朝食:目玉焼き、キャベツ炒め、パン、お粥
晝食:小籠包子、蒸餃子
夕食:海鮮湯面
北京以降は全くの「中華」。バーバラさんのイタリア料理が懷かしい。
ボストン滞在中に書いたもの
- 「イソップ中國語飜譯小史」(仮題・・一部完成原稿)
- 「中国語教育の歴史と現状」(「関西大学一般教育センター紀要」掲載予定)
- 「海外からメールを送りたいーアメリカ編」(「しにか」別冊「コンピュータと中国語」掲載予定)
- 「王韜日記に見れる『化學』と『戴君』についてのノート」
今日コピーしたもの(マイクロを含む)
- なし。
パソコン關係
- なし。
【日本の連絡先】
Keiichi Uchida
3-3-35,Yamate-cho
Suita-shi,Osaka,564-0073,Japan