1999/03/17(水)
1999/03/17(水)
【今日の一日】
最近夜遲くまでテレビを見てしまう。なにせあちこちのチャンネルでオスカー受賞作品とかハリウッド名作集とか放映しているもので、ついつい何本もはしごをしてしまうわけだ。日本では映画はそれほど見なかったのだが、これも「癖」のもの。そのうえ「ミーハー」なもので、ときたま感動して涙したりしている。
さて、今朝は久しぶりに雨が上がった。気温も若干高め。午前中は、「近代史研究所」の図書館へ。ここは線装本は借り出しは出来ないが、館内で自由にコピーは出来る。「西學啓蒙16種」とか「格致課藝」などを少しずつコピー。ここの図書館の方が私の分野に近いものが多い。他にも何種類かコピーしておきたいものがある。でも結構時間がかかりそうだ。
昨日こちらの歴史語言研究所図書館の善本書全本複写規定と私の大学の図書館の規定について不満を述べたが、ここの「規定」の主要な内容は以下のようなもの。今後、ここに来られる人の参考になればと思う。
中央研究院歴史言語研究所傅斯年図書館珍藏圖籍全本複製規定:
1.「平等互恵」・・もし相手方が珍藏圖書の複製を提供するなら、こちらも提供する。提供しないなら、こちらも提供しない。
2.「以物易物」・・もし相手方に珍藏圖書があるなら、目録を提供し、等値の原則によって複製を選び、我が方の複製と交換する。費用はお互いに免除する。
3.「公蔵公用」・・複製は相手方の機関が所有し、個人所有は認めない。相手方の図書館はこれを登録し、その後貸し出しを認める。
今回、ネックになったのは、このうちの3番目の項目である。複製を図書館所有のものには出来ないという日本側の規則がある。しかし何度も言うようだが、全ての本が原本というのにはやはり無理がある。確かに昔の人のように「手で写す」という方法が最後には残されているのだが・・。
【昨日の食事】
朝食:コーヒ
晝食:酢豚弁當
夕食:鶏肉、卵と野菜の炒め、青菜炒め、ライス、スープ
ボストン滞在中に書いたもの
- 「イソップ中國語飜譯小史」(仮題・・一部完成原稿)
- 「中国語教育の歴史と現状」(「関西大学一般教育センター紀要」掲載予定)
- 「海外からメールを送りたいーアメリカ編」(「しにか」別冊「コンピュータと中国語」掲載予定)
- 「王韜日記に見れる『化學』と『戴君』についてのノート」
今日コピーしたもの(マイクロを含む)
- 「Phrases in the Canton colloquial dialect」(S.W.Bonney 1853)
- 「A medical vocabulary in English and Chinese」(Hobson,Lond 1858)
パソコン關係
- なし。
【日本の連絡先】
Keiichi Uchida
3-3-35,Yamate-cho
Suita-shi,Osaka,564-0073,Japan