勝利者などいない

きのう/きょう/あした


2003/04/09(水)

桜も散り、新学期もすでに始まった。前回の日記からしばらく何も書く気が起こらなかった。いや、書けなかった。毎日、毎日、何人もの人が米英軍によって殺されてきた。「罪も無い人が」とは言わない。たとえ「罪がある人」でも、殺していいという理屈はないのである。「あいつは気に入らない、だから殺せ」が「自由と民主」の意味だったのか?そして、今日、バクダットは陷落した。でも「正義は勝った」などとは言わせない。この無意味な、ネオ帝国主義の勝手な戦争に勝利者なんて存在しないのだ。ただ一つだけ言えること、それは「理性と知性は負けた」ということであろう。そして、イスラエルはこんな中でもパレスチナの人々への殺戮を続けている。「大量破壊兵器」はどこへ行ったのか?おそらく、近々、「大量破壊兵器発見」とかいう見出しが踊ることだろう。でも、そんなものも、「でっち上げ」と考えるがいいだろう。他の国の領袖の暗殺まで平気でやる野蛮な、ごろつき国家に、やれないことはないのだから。やはり、あの国は、「西部劇」の「縛り首」の国家なのだ。