一件落着かな?
2013/08/26/(月)
日本を出てからまるまる1ヶ月。少々疲れもたまっている感じ。夕方ホテルに戻って夕食まで少し横にと思ってたら7時半だった。まあ、連日動き回っているから疲れも出るというもの。
さて、今日は何よりも先ずは、カサネテンセの複写問題が何とか解決しそうというところから。
昨年ここで見たものを複写依頼して、送金したのが今年の3月。ところが、現物が一向に届かず、先方に問い合わせるとすでに発送済みとのこと。しかし、私ももう一人の人も受け取ってはいない。それで何度かメールしたり、PDのIさんの旦那さん(イタリア人)に直接電話して聞いてもらったり、最後にはローマ大学のマシーニ副学長にも確かめてもらったが、結局、らちがあかなかった。
今日は図書館で受付をした後に、このことを係員に聞いてみた。なにせ私のつたない英語と、向こうも同じくらいの英語だから最初は大変だったが、すぐに責任者と連絡を取ってくれた。閲覧室で資料を見ていると、人の良さそうな責任者の人が閲覧室にやってきて、こちらへどうぞと彼の部屋に案内された。
責任者の人も事の経緯はよく分かっていた。しかし、話によると、問題は図書館ではなくて、そのコピーサービスの会社にあるようだ。図書館は複写等は人員や設備の関係もあって全て外注しているとのこと。ところが、この会社はこれまでもよく私と同じような問題を起こしていて、会社を換えたいのだけど、他にないからと困っているということらしい。
でも、何とか話をしてみますと、その場でその会社に連絡してくれた。随分とやりとりをしていたが、その間私には「ゆっくり、ゆっくり、やってますから、何とかしてくれうようにと・・」と身振りで示してくれていたが、「今週の金曜日は図書館に来れますか?」と聞いてきたので、「はい、大丈夫です」と答えると、「金曜日に会社の人が来て、その時に複写物を持ってきてくれるはずです」とのこと。撮影したのはその会社で当然、その元は残っているはず。それをもう一度CDに焼けばいいことなのに、半年もかかってしまったが、何とか一件落着かも?
でも、この責任者には心から感謝。「いえ、感謝する必要はありません。あなたには落ち度はないのですから、こちらの責任です」と言ってくれる。でも良かった。やはり、メールや人に頼んでも駄目なことがよく分かった。
ところで、今日は一昨年も昨年も見てはいたのだが、もう一度確かめたい資料があって、それを出してもらった。多分、これまで誰も言及していない資料である。実はここには、貴重な漢訳聖書があって、これについては私もあちこちに書いているのだが、同じ著者(フランス人宣教師)の手になる「聖教要理」である。はっきりと「遠西傳教士白日昇著」とある。これが同じ筆跡のが2つあり、また違う筆跡のも1つ、計3種類あるのだ。漢訳聖書よりもこなれた白話というより「口語体」。面白い資料だ。明日もまた続きを見る予定。
iPhoneとiPad用のSIMも購入。ホテルのWiFiよりずっと速い。
夜は「TOMOKO TUDINI」でイカスミ・スパゲッティ。ここのオーナーと話したが、彼女は中国語が出来る。北京と杭州に計6年間留学していたそうな。思わず話がはずんだ。