さりげなく・なにげなくミケランジェロ

きのう/きょう/あした


2013/08/27/(火)

 先ずはミケランジェロのキリスト像を見てから図書館に。このミケランジェロのキリストは「あがないの主イエス・キリスト(Rendentore)」と呼ばれるもの。サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会に置かれているのが、図書館に入る手前の教会の裏口からすぐのところにあるのだ。ごくごく身近にあって、何の囲みもない。こんな風に「さりげなく・なにげなくミケランジョロ」。これがローマなのだ。

 さて、今日はカサナテンセ図書館でバセの『天主聖教要理問答』の1つを全部入力。もう2種類あり、1つはほぼ同じだが、もう1つは少し修正が加えられている。最初の2つと、後の1つは、別の本にそれぞれ入っている。
 このバセ本と、たとえばパリ国立図書館の聖教要理を比べてみると、文章も違うし、量も異なる。パリのBNのはかなり量が多い。矢沢氏がかつてロウリーの文書を引用して述べたようにバセのは「小聖教要理」とでも呼ぶべきもの。しかし、この中国語は極めてこなれた中国語である。徐若翰(バセの中国人助手)の力によるものと思われる。
 閉館(今週までは午後3時閉館)間際に突然の雷雨で、1時間ほど足止め。でも、何とか止んでくれた。これからは傘を準備しておいた方がいいのかも知れない。
 夕食は今日はテルミニ駅近くの中華にした。TOMOKOはまた明日だ。