This is the Library
2013/09/04/(水)
今日も午前中は国立図書館。
最近は書籍のリクエストも複写申請も全てコンピュータでやることになっている。ただ、これは慣れれば非常に便利で簡単だが、何せ表示がイタリア語だから最初は戸惑う。このことをローマ大学の友人に言ったら、日本もほとんどの大学図書館のパソコンのメニューは日本語だけではと言われた。確かにそうである。うちの大学でも同様で、全編日本語。やはり、これからは母国語以外にせめて英語の表示は必要だろう。帰国したら、関大の図書館の最初の改革はここから始めようかと思っている。
ところで、国立図書館でもマニュスクリプトも貴重書も午前中にリクエスト、また1回の申請で4件までという制限はあるものの、何の紹介状もなくとも即出してくれる。ただ閲覧カードにこうした貴重書まで見れるものと一般カードに区別があるようで、私の今回再発行してもらったのは、どうやら一般のカード。従って、最初、コンピュータで貴重書をリクエストしてもうまく通らなかった。係の人に言ったら奥からすぐに責任者が出てきて、必要書類に記入してすぐにOK。日本だったら、ここは「館長決裁」というところ。
ちなみに、ナポリの国立文書館(図書館)では、貴重書でも何でも、自分のデジカメでの撮影を無条件で許可している。しかも、撮影後、枚数を記入するだけで、無料なのだ。ここまでフリーなのは欧州でも先ずらしいが、まさに「これが欧州の図書館」である。
お昼は久しぶりに、ローマ大学の友人のマシーニと食事。97年からの付き合いだから長い。それ以降、ほとんど毎年どこかで会っている。今は副学長だから雑務が多いと嘆いているが、彼がいるから毎年、ここに来れているのだ。院生のフォーラムも今年で4回目を数える。今後も毎年続ける予定。院生も全員到着した模様。明日と明後日は、院生フォーラムの本番である。