椿三十郎の赤い椿
昔、三浦つとむが黒澤明監督の「椿三十郎」でモノクロなのに「赤」い椿を,色の濃淡でうまく表現しているということを述べていたはず。それが一体どこで書いていたのかは思い出せなくて、昨日から『認識と言語の理論』(全三部)や『認識と芸術の理論』『日本語はどういう言語か』等々これまで読んだものを探しているが見つからない。私の記憶も危ないものとなってきた。まあ、いずれにせよ、モノクロで「赤」を表現する場合、「黒」の椿を使ったそうな。ちなみに「白」は「黄色」を使うというのが映画界では基本みたい。
最近、モノクロで撮影することに面白さを覚えている。例えば、夕陽を如何に白黒で表現するか。結構大きな課題である。
ところで,昨日、今日と正月は毎年「箱根駅伝」なるもので電波ジャックされている。実に下らぬこと。高校野球とこの箱根駅伝ほどナンセンスなものはない。早い話が金で選手を集めているだけに過ぎないのだから。こんなもので、朝から晩まで貴重な電波を使うなよ。まあ、駅伝かバラエティしか能がないメディアではあるが。