1998/11/09(月)

中断前の日記(7月最終分)へ


きのう/きょう/あした


こんなことは言いたくはないが・・・

燕京図書館での本の紛失や、書き込み等について以前書いたことがあるが、それにしても本の扱い方を知らない人が多すぎる。きっと、自分で苦勞して本を探したり、購入したことがない人だろうが、今日もそんな輩にお目にかかった。
書庫から沢山の帙入りの線装本を閲覧室に運んできて、中から本を取り出す。そこまではいいが、次からがひどい。その本を机に置いて読むのでなくて、(言葉では表現しにくいのだが)本の表紙と裏表紙を合わせてしまって、それを片手で持って読みやがるのだ。そんな風にしたら、糸がほどけてしまうじゃないか。或いは、ページを一枚一枚手できつく押さえつけて読んだりもする。実に困ったものだ。
本がなくなったり、ペンや鉛筆で線を引いたり、書き込みをしたり、ページを切り取ったり・・こんなことをするのは、言いたくはないがある国の人に多い。(ある国の人がそう言うのだから恐らく間違いないだろう)
本は利用されなければただの紙屑であり、秘蔵するのは好ましくない。しかし、こんな利用者がいたら、何らかの手だてを講じないといけないことも確かである。

【午前】【午後】

午前中は英語の授業。今日から、テキストは使わないとのこと。全部やってないのだが、「まあ、いいか」。毎回二人のプレゼンテーションの後に、先生が用意してきたトピックについて「討論」するという形式。今回は、「模擬法廷」。陪審員になって、いくつかの案件に判決を下すというわけだ。こんなのがどうもアメリカ人はお好きなようだ。でも、陪審員制度というのは、案外、こんなものかも知れないと思う。所詮は素人がやるのだから。まるで「西部劇の世界」がそのまま現在まで続いているのではないかとさえ思われる。最後は、「死刑」についての討論。私も一応持論を述べておいた。ただ、私の意見に賛同したのは、先生だけ。
午後は燕京図書館へ。でも、今日はあまり調子が出なかった。早めに切り上げて帰宅。それにしても、ここの寒さは日本とは違う。頭が少し痛くなるほどの寒さである。まだ11月始めだというのに。どうやら「股引」も必要になりそうだ。パリの古本屋「Librairie Orients」から古書目録が届く。

【夜】

メールチェック。他

【今日の食事】

朝食:コーンフレーク、トースト、コーヒ
晝食:ピザ、バナナ、レモネード
夕食:チキンパイ、マッシュポテト、サラダ、ケーキ、タピオカ、コーヒ
今日の夕食は昨日の「残り」。実は、バーバラさんの娘さんのうち2人は「双生児」。昨夜は、その娘さんの誕生パーティだったのだが、昨夜来なかった方が今日やってきたので、昨日と同じメニューというわけ?


3/28-5/31にしたこと

  • 「イソップ中國語飜譯小史」(仮題)初稿(約32,000字)

6/1-7/10

  • 「イソップ中国語訳の系譜」(約40,000字)

今日コピーしたもの(マイクロを含む)

  • なし

パソコン關係

  • 一昨日から使いだしたPowerMailだが、EudoraProに比べて送受信に若干時間がかかるが、まあOS8.1時代のEudoraProに比べたら速いほう。それに、斎藤さんからのメールで知ったのだが、なんとマルチリンガルだった。いや、中国語のメールとかが送受信出来るのはわかっていたが、PowerMail同士ならば、日中混在だってOKだったのだ。これって、まるでSimpleTextやPascalWriteがそのままメールソフトになったようなもの。これが出来るのはマックならではだろう。NetscapeのメーラーやOutlook Expressも中国語は送受信できるが、混在は出来ないはずだ。アップルはこのメーラーを標準装備すべきだと思う。そうなれば、少なくともマックユーザーだけでも日中混在メールのやり取りが可能になる。マックユーザーは是非、これを使ったらいい。絶対お薦めだから。

【アメリカでの連絡先】

Keiichi Uchida
C/O Mrs.Barbara Marchese
27Daniels St,Arlington,MA 02174,USA

or

Keiichi Uchida
Department of Asian Languages and Civilizations
2 Divinity Avenue,Cambridge,MA 02138,USA


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