1999/01/02(土)
チャールズリバーも震えている
今日はまた一段と寒い。終日、零下。股引を穿いているのだが、股引しか穿いてない感じがする。つまり、その上のズボンが役目を果たしていないのだ。ジーパンだからなおさらだろう。明日からは股引2枚にウールのズボンでも穿かないと下半身が風邪を引きそうだ。地下鉄の窓からチャールズリバーを見ると、うっすらと氷が張っている。大きな川だが、ひょっとしたら、そのうちスケートが出来そうだ。今日、日本から戻るはずのハウスメイトが帰っていない。留守電によると、どうやら雪でノースウェストが飛ばないようだ。いよいよ冬本番である。
【今日の一日】
午前中、「ケン、電話」で起こされる。時計を見るとすでに10時。少し寝坊した。最近、夜中に一度は目が覚めるので、そのせいで朝が遅くなる。
12時過ぎに家を出て、ハーバードスクエアーでコピーと製本。その後、遅めの昼食をAu ban painでとり、チャイナタウンへ。6時まで時間をつぶさないといけないので、デパート等をぶらぶら。
6時頃、英語のクラスメートの家へ。ご主人はT大の医学部の方で、MGHで研修中。3年間の予定らしいが、休職の形で来られているそうな。久しぶりに豪華な日本食をたらふくご馳走になった。帰りは家まで車で送って頂き、感謝に耐えない。
こちらに来てから、これまでに韓国人、台湾人、日本人の方々に色々お世話になっている。世の中、悪い人ばかりではないのだ。
ところで、昨晩、テレビを見ながらバーバラさんと一悶着。方位のことだが、コンパスで上は北、下は南、ここまではいいのだが、右が東で左が西と私が言うのに対して、バーバラさんは「右が西で左が東」と譲らないのだ。しまいには、「お前の国ではどうかは知らないが、アメリカではそうなんだ。100年来そうだ」ときた。これには参ってしまう。「方位はアメリカとか日本に関係なく、世界共通だ」と私も頑張ったが、埒があかない。かなり険悪なムードになったが、こればかりは曲げるわけにはいかないのだ。でも、今朝はもう「けろっ」としていた。でも、アメリカ人の意識の奥底には「我がアメリカ」というのがあるのだということを実感した次第。
【今日の食事】
朝食:コーンフレーク、トースト、コーヒ
晝食:サンドイッチ、スープ、コーヒ
夕食:山芋、スペアリブ、刺身、炊き込みご飯、味噌汁、ほか色々、羊羹、コーヒ
これまでにしたこと
- 「イソップ中國語飜譯小史」(仮題・・未完)
- 「中国語教育の歴史と現状」(「関西大学一般教育センター紀要」掲載予定)
- 「海外からメールを送りたいーアメリカ編」(「しにか」別冊「コンピュータと中国語」掲載予定)
今日コピーしたもの(マイクロを含む)
- 「上海指南」(増訂6版 1911 商務印書館)・・全8巻。当時の語彙の「定着度」をみる一つの資料となりうる。
パソコン關係
- 今日からメールソフトを「Outlook Express」に切り替えた。「Powermail」はいいのだけれど、遅くて送信途中ですぐに切れてしまう。また、中国語のメールもどうもうまくDecordされないのだ。コピーしてエディタで読めばいいのだが、これでは些か面倒である。その点、「Outlook」は速いし、中国語も簡体字・繁体字ともちゃんと表示してくれる。一番、使いたくなかったソフトであるが、事ここに至っては致し方ない。
【アメリカでの連絡先】
Keiichi Uchida
C/O Mrs.Barbara Marchese
27 Daniels St,Arlington,MA 02476,USA
or
Keiichi Uchida
Department of Asian Languages and Civilizations
2 Divinity Avenue,Cambridge,MA 02138,USA