1999/01/30(土)
【今日の一日】
今日は少し寒いがいい天気。昨晩、「意拾喩言」の入力は完了。この後は、単語に切って、Perlで語彙索引を作成予定。なお、「況義」も同じようにやるつもり。「況義」は量が少ないから早いが、漢字が読みにくい。午前中から燕京で、作業をするつもりだったが、はかどらず。こういう時は書庫に入る。利瑪竇が持参してきたものの中に「イソップ」があったはずだが、その資料がないか探す。Bernardにはその記述があるのだが、利瑪竇の「中国札記」とかにはどうも見当たらない。「正教奉褒」でも「天主圖像」とか時計、西琴などは挙げられているが、イソップはない。東洋文庫の「マッテオリッチ伝」ではどうだろうか?(燕京にこの本が見当たらないので、この調査は帰国してから)
お昼は、久方ぶりに「カフェ・寿司」へ。少し高いがやはりうまい。午後は、再び燕京へ。「和蘭及外國關係圖書並物品目録」(大正十年)を見ていたら、そこに「漢英通用雜話上巻」がある。やはり、このトムの本は日本で飜刻されていたようだ。出版社は「青井堂」。「英語学書誌」にこの名称があがっていたのだが、これで確かめられた。ところで、この目録は杉浦丘園という人の藏書を府立京都図書館で展示した時の目録のよう(新村出が序文を書いている)だが、これらの本は現在、どこに所藏されているのだろう?興味がある。どなたかご存知なら教えて頂きたい。
帰りにAu ban painでパンとコーヒを飲んで帰宅。バーバラさんは今夜はお出かけで、中華料理が買ってきてある。また、下の女の子達のうち一人は、メインに出かけているので、二人で食事。
【今日の食事】
朝食:トースト、コーヒ
晝食:にぎり盛り合わせ
夕食:中華盛り合わせ、コーヒ
これまでにしたこと
- 「イソップ中國語飜譯小史」(仮題・・未完)
- 「中国語教育の歴史と現状」(「関西大学一般教育センター紀要」掲載予定)
- 「海外からメールを送りたいーアメリカ編」(「しにか」別冊「コンピュータと中国語」掲載予定)
- 「王韜日記に見れる『化學』と『戴君』についてのノート」
今日コピーしたもの(マイクロを含む)
- なし。
パソコン關係
- 「Pen Computer」の今月号を見ていたら、Newtonのコーナーも今月で終わりのよう。David Macneillという日本でもよく知られた人が書いてきたのだが、「So long, Newton. It was fun while it lasted」で幕を閉じる。「A living platform is what I require, one that is still young enough to need my help but not so young that it is frustrating to use. I’ve done all I can for Newton.」明らかに「一つの時代」の終わりである。この後は、MacMateとWebMateになるそうな。
【アメリカでの連絡先】
Keiichi Uchida
C/O Mrs.Barbara Marchese
27 Daniels St,Arlington,MA 02476,USA
or
Keiichi Uchida
Department of Asian Languages and Civilizations
2 Divinity Avenue,Cambridge,MA 02138,USA