「もう、いいだろう」
きのう/きょう/あした 2004/01/14(水) こう言って、彼は自ら酸素マスクをはずし、この世に別れを告げたという。 ここにもまた一つの死の形がある。かつての闘士、藤本敏夫の「カタのつけかた」である。 彼の妻であった […]
黄昏の「べし」
きのう/きょう/あした 2004/01/10(土) 道浦母都子はかつての60年代後半から70年代を『憂鬱なる党派』の巻末エッセイ(河出文庫)の中でこう表現した。 その「べし」を象徴する作家こそ高橋和己であり、彼や道浦氏を […]
「父ありき」
きのう/きょう/あした 2004/01/06(火) 小津安二郎の1942年の作品だが、小津の作品というのは、セリフが現実の日常の生活の中で現れてくるようなものが多い感じがする。うちのかみさんが「本当のどこかの家庭をのぞい […]
明けましておめでとうございます
きのう/きょう/あした 2004/01/05(月) また新しい年がやってきた。でも、これといった特別な感慨もない。ただ2004年になった、それだけである。 もちろん、年頭に当たって「今年は・・」という意気込みはないわけで […]
今年もまた過ぎていく
きのう/きょう/あした 2003/12/31(水) この何日か、「映像の世紀」を見ていた。アウシュビッツやベトナム、カンボジア、ボスニア、アフガン、パレスチナ、沖縄・・・。そこで映し出されるものは、大国のエゴ、大国の「正 […]
雪でした
きのう/きょう/あした 2003/12/26(金) 今日は6時過ぎに大阪を出発し、10時半頃福井に到着。大阪で暮らしていると、スタッドレス・タイヤなんか無縁のようであるが、付け替えてきて良かった。 名神から米原で北陸道に […]
「右脳」の活用
きのう/きょう/あした 2003/12/23(火) 吹田ケーブルテレビで偶然見た藤本義一さんの講演(吹田市教育委員会主催)は面白かった。最近はやり(?)の「右脳」の活用について話していたが、特に「右脳」が働いているかいな […]
學不可以已
きのう/きょう/あした 2003/12/21(日) 最近、なぜか上記の言葉の意味をかみしていたりしている。「出藍の誉れ」もいいが、本質はやはりここにあるような気がしている。やはり先人に学ぶことはいつの世も必要なのだ。 君 […]
「邪宗門」
きのう/きょう/あした 2003/12/18(木) これは島崎藤村でも、芥川龍之介でも、北原白秋でもない。高橋和己とは少し関係がある(高橋和己の『邪宗門』がその背景にあることを作者から聞いている)が、都はるみの歌である。 […]
30年目の「俺たちの旅」
きのう/きょう/あした 2003/12/16(火) 30年目の「俺たちの旅」 そう言えば、もうあれから30年が経ったのだった。あの頃、毎週あのドラマを見ていたものだ。そして、話の筋は単純なのに、なぜかエンディング曲が流れ […]