1998/06/14/(日)

きのう / きょう /あした


家族
下にも觸れたが今夜はバーバラさんご一家全員集合だ。本日は総勢14名。こちらに來てすでにこれで4囘か5囘目だ。この家に着いたその日が第1囘目だった。娘夫婦、孫夫婦などが集まって一緒に食卓を圍むのだ。私の席はいつもバーバラさんの隣。長女の旦那が皆の皿にご馳走を取り分けてくれる。料理は全部バーバラさんが朝から一人で作ったもの。毎囘、パスタ類やケーキは手作りだから大變だ。「疲れた、疲れた」と言いながらもバーバラさんは樂しそう。食事が濟むと、子供達は余り長居はせずに、三々五々引き上げていく。皆が歸った後は、バーバラさんと、私達ホームステイ組だけが殘る。「祭りのあとの寂しさ」だ。
アメリカ人の家庭というのはこういうものなのだろうか。もちろん個人的な印象に過ぎないのだが、日本の家庭・家族のような「ねちっこさ」がなく、非常に「淡泊」であるように思う。かと言って「冷たさ」ではなく、どこかしら「温もり」を感ずるのだ。いつもはそれぞれの場所と時間を生きながら、何かあると集まって來る。日本だと、結婚しても親と一緒に住むかとか、家を誰が繼ぐかとかが今も大きな問題になったりする。お盆や正月に集まれば、夜遲くまで食事が續いたり、また大概は2,3泊はしていくものである。アメリカでも時にはそういう場合もあるのだろうが、バーバラさんの家ではまだその状況にはお目にかかっていない。この背景にはやはり「個人」が確立しているか否かの違いがあるように思う。親も子供も獨立した「個人」であって、それぞれの立場や生き方をあくまでも尊重するという基本的な考え方があるように思うのである。そんな「獨立した個人の集合體としての家族」というのも一つの世界観なのだ。

【午前】

朝8時起床。8時半よりワールドカップ日本戰觀戰。思った通りの結果。雨も止んだので晝食を食べに出かける。

【午後】

ハーバード時代の広中さんがよく通ったと言われる日本食レストラン「廬華」に行ってみる。あいにく日曜は午後5時半からということで、次囘のお樂しみ。その近くにあった中華のお店「此一家」に入ってみる。海鮮五目ラーメンと燒賣を食べる。ラーメンの方は野菜もたくさん入っているが、味は今一歩。燒賣は餅米入りのを食べたがいける。Coop等を散策して早めに歸宅。夕食にはバーバラ一家が集まる。樂しい一時を過ごす。

【夜】

メールチェック。
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【今日の食事】

朝食:エッグ、トースト、コーヒ、ジュース
晝食:海鮮湯麺、糯米燒賣
夕食:ラビオレ、ミートボール、サラダ、ケーキ、タピオカ、コーヒ
ラビオレとか全てバーバラさん手作りである。この前のラザニアもおいしかったが、今日のも「好吃」


3/28-5/31にしたこと

  • 「イソップ中國語飜譯小史」(仮題)初稿(約32,000字)

今日コピー(全巻)したもの

  • なし

パソコン關係


【アメリカでの連絡先】

Keiichi Uhcida
C/O Mrs.Barbara
27Daniels St,Arlington,MA 02174,USA

or

Keiichi Uchida
Department of Asian Languages and Civilizations
2 Divinity Avenue,Cambridge,MA 02138,USA


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