1998/11/03(火)

中断前の日記(7月最終分)へ


きのう/きょう/あした


「明々後日(しあさって)」という言い方

今日の夕食の時に、バーバラさんを囲んで英語のお勉強。前から気になっていた言葉があるので、聞いてみた。

私:「明日はtomorrowですね。では、あさっては?」
B:「あさっては、木曜だ。」
私:「いや、そうじゃなくて、今日、明日ときて明後日はどう言いますか?」
B:「the day after tomorrowだ。」
私:「そうですね。じゃあ、その次はどう言うのですか?」
B:「today,tomorrow,the day after tomorrow,this Fridayだ。」
私:「いや、今日が火曜日だとは知らない場合には、そう言えないでしょう?」
B:「だから、tomorrow,the day after tomorrow,そしたら次はthis Friday,this Saturdayとなるんだ。」
(おいおい、そこに戻るなよ!)

何度聞いても同じ答え。最後には「今日が火曜日と知らないなんて、お前は変だ!」と言われる始末。台湾の学生が「中国語には、大后天というのがあるんだけど、英語にはないの?」と応援してくれるが、「アメリカにはそんな言葉はない」と怒られてしまった。それを聞いていたブラジルの人は「ポルトガル語でも、明々後日という言い方はないようです」と言う。確かにそうかも知れない。
後で、バーバラさん抜きで、3人で辞書を引いてみると「three days later」とある。「なるほど」と皆で肯いたが、これは如何にも直訳的というか、単語ではない。多分、英語にはこの種の言葉、単語がない(そういう概念はあるはずだが、それに対応する語彙はない)のだと思うが、非常に興味深い問題である。当然、この逆の場合もあるはずだ。「日本語にあって、英語になく、英語にあって、日本語にはない」こういうものを集めると面白いかも知れない(もちろん、日中の場合も同じこと)。

【午前】【午後】

随分と寒くなった。吹く風も冷たい。今日も、セーラムの図書館に出かけた。お昼前に着いて、先週の続きで「小孩月報」に掲載されたイソップを書き写す。お昼は近くに少ししゃれたイタリアレストランがあったので、そこでスパゲッティ。実は、アメリカのレストランでこういうものを食べたのは今日が始めてである。家ではよくバーバラさんが作ってくれるが、外ではそういう店がなかなか見つからない。
昼食後も、引き続き、図書館で「香港船頭貨價紙」を見ていく。一応、ここで出されたものは全部見終わったが、卓南生のいうように78部はない。係りの人に聞くがどうもよくわからないよう。ひょっとしたら他の分は紛失しているのかも知れない。なお、よく見ていくと、これはやはり「The Daily Press」に折り込みの形で入っていたような気がする。それに、これは火木土の週3回発行だから、同じものが2部あったようである。もう少し調べてみる予定。
今日は3時20分の列車に乗るために、早めに退出。ハーバードスクエアで写真の現像を受け取って帰宅。

【夜】

メールチェック。他

【今日の食事】

朝食:コーンフレーク、トースト、コーヒ
晝食:スパゲッティ、コーヒ
夕食:ビーフの煮込み、ジャガイモ・人参・玉葱の煮込み、豆、サラダ、コーヒ


3/28-5/31にしたこと

  • 「イソップ中國語飜譯小史」(仮題)初稿(約32,000字)

6/1-7/10

  • 「イソップ中国語訳の系譜」(約40,000字)

今日コピーしたもの(マイクロを含む)

  • 特になし

パソコン關係

  • 特になし

【アメリカでの連絡先】

Keiichi Uchida
C/O Mrs.Barbara Marchese
27Daniels St,Arlington,MA 02174,USA

or

Keiichi Uchida
Department of Asian Languages and Civilizations
2 Divinity Avenue,Cambridge,MA 02138,USA


きのう/きょう/あした