1998/09/20/(日)

中断前の日記(7月最終分)へ


きのう/きょう/あした


アンネの家

家族とローマからアムステルダムの空港に着いたのが夕方の4時過ぎ。荷物を一つ取り忘れるという「へま」もあって、ホテルに到着したのは6時半頃だった。私は又ここに来ることになっているので構わないのだが、家族は翌日日本に戻る。あそこだけは今度の旅行の締めくくりとして家族に見せておきたかった。すぐにタクシーを手配して、目的地に向かった。7時閉館だから間に合うかどうか。どうやら神は願いを聞き入れてくれたようで、閉館間際にそこに着いた。「アンネ・フランクの家」である。
中に入り、狭い階段を上っていくと何故か涙が滲んでくる。何か言葉を発しようとしても声が出ない。この感じはどこかで経験したことがあるような気がした。そう、南京だ。あそこに訪れた時もそうだった。ただ南京と違うのは、ホロコーストの悲惨な写真などは掲げられていないにも関わらず、それを思い起こさせることだ。そして何よりも、そこには、確かに一人の少女が迫りくるナチの恐怖を感じながらも明るく生きた「匂い」があるのだ。迅(私の息子)も何かを感じてくれただろうか。

【午前】【午後】

今日の午前中は同居している台湾の女子学生と行動を共にした。先ず、Central Sq.の「ボストン日本人会」主催のバザール。古着やいらなくなった食器類が主だが、本も少しあった。吉川幸次郎遺稿全集などが1冊$1だから、安いことは安い。その後、チャイナタウンの中華料理店へ。中華はやはり大勢で食べるのがよい。台湾の学生の友人も2人加わったので、結構なものが食べれた。
午後は、また大学に戻り、資料探し。今日もWidener Libを中心に見ていたが、じっくり書庫の中を探し回ると、意外な本もある。我が関大の図書館も相当なものだが、ここには遥かに及ばない。ここでは見たい本は大概ある。1冊1冊手に取っていくと、たちまち手が真っ黒になり、せき込んだりするが、これが「快感」なのだ。

【夜】

メールチェック。他。

【今日の食事】

朝食:フレンチトースト、コーヒ
晝食:中華(ロブスター、アヒル、燒きそば、スープ、青菜炒め)
夕食:中華盛り合わせ
夕食はバーバラさんが留守で、用意してあったのが中華。お昼と重なったが、まあ仕方ない。


3/28-5/31にしたこと

  • 「イソップ中國語飜譯小史」(仮題)初稿(約32,000字)

6/1-7/10

  • 「イソップ中国語訳の系譜」(約40,000字)

今日コピーしたもの(マイクロを含む)

  • Thom関係の資料

パソコン關係

  • 清原さんからの情報でMac用Grepのソフトがあるとのこと。斎藤さんもどこかで触れていたように思うが、早速ダウンしてみる。中国語も通るよう。作者は「Inline++TSM」のIimoriさん。ここのリンクは凄い。大概の場所にここから行ける。ここはお薦めです。

【アメリカでの連絡先】

Keiichi Uhcida
C/O Mrs.Barbara Marchese
27Daniels St,Arlington,MA 02174,USA

or

Keiichi Uchida
Department of Asian Languages and Civilizations
2 Divinity Avenue,Cambridge,MA 02138,USA


きのう/きょう/あした