2000/09/24

シドニーオリンピックも今回の女子マラソンで一応見るべきものは終わった感じ。田村亮子の柔道や高橋尚子のマラソンなどを見ているとやはり「勝つべくして勝つ」という気がしてくる。それに比べサッカーなどは、まあ「あの程度」。競泳も「まあそれなり」。オリンピックに「魔物」などいないのだと思う。ところで、やはり「語学力」はどんな分野でも不可缺と今更ながら感じたのが、柔道100キロ超級の試合。あれは明らかに「誤審」であるが、問題はその後の処理の仕方である。審判が疊を下りた時点で判定は覆らないというのが分かっていながら何故そのまま見過ごしたのか。問題は「語学力」だと思う。「ノー、ノー」だけではどうしようもない感じがする。審判に抗議できるくらいの語学力は役員は最低持ち合わせていなければならないのだ。すべて「後の祭り」。それに、本当にとことん争うつもりなら何故、表彰台に上がるのか?これも解せない。そんなのは「潔さ」でも何でもない。そんなのが日本人の美徳などと考えているのなら、御免被りたい。国際化についていけない日本を思うオリンピックである。