希望を君たち(青年)に託す
2003/11/20(木)
今日は福井の高校へ講演に行っていた。高校1年生を対象とした「国際理解講演会」ということで依頼されていたが、一応、その趣旨に沿って、「国際理解と外国語」と題して1時間ばかり話をした。
ただ1時間という長さは、高校生にはやはり「しんどい」ようで、なかなか持続できず、話を聞いていられない学生も多かったようである。それは最初から予想できたことであり、それでも、1人でも興味を持ってくれたらそれでいいと思っている。魯迅ではないが、「1人でも覚醒したら、重い鉄の扉を開けられるかも知れない」のであり、「その可能性が全くないとは言えない」からである。1人が2人なり、2人が4人になっていくかも知れないのである。「希望はやはり彼らに託さ」ざるを得ないのだと思う。それにしても、毛沢東は良い詩を書くものだ。
世界は君たちのもの
そして私たちのもの
でも、結局は君たちのもの
君たち青年は精気はつらつとして
朝、8時、9時の太陽のようなものである
希望を君たちに託す
(希望寄託在nimen身上)
このところテロが活発になっている。そして、ブッシュは相変わらず「力には力を」を叫ぶだけ。この国も「国際貢献」と称するアメリカの片棒をかつぐのみ。どうしようもない情況である。
ところで、イラク駐留米軍が展開している作戦名は「アイアン・ハンマー(鉄槌作戰)」と呼ぶそうだが、これが実は、ナチス・ドイツが用いた作戦名と同じであるとか。偶然の一致ではあるが、本質は何も変わりないということであろう。