リバイバル第2弾?
2004/07/09(金)
お母さん、僕のあの麦藁帽子、どうしたんでしょうね?
ええ、夏碓氷から霧積へいくみちで、渓谷へ落としたあの麦藁帽子ですよ。
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西条八十のこの詩が作品の主題となった森村誠一の「人間の証明」であるが、昨夜から、テレビでリバイバルされている。
「証明」シリーズでは、この「人間の証明」が僕は一番好きなのだが、それは、その映画を主演した松田優作や岡田茉莉子の演技に由るところも大きかったように思う。
少し前に、「白い巨塔」もリバイバルされてかなり評判になったが、僕には、田宮二郎の印象が強くて唐沢寿郎では力不足という感じが否めなかった。ただ、平成版「白い巨塔」では、主題歌に「アメージング・グレース」が使われて、これだけは気に入った。
さて、今回の「人間の証明」は、キャストがなかなかいい。
竹野内豊、松坂慶子、大杉蓮、緒方拳などで、特に、竹野内豊は「声」がいい。「冷静と情熱の間に」でも、彼の声にしびれたが、今回も期待通りである。
第一回はキーワードである「ストーハ」を中心に、結構盛り沢山に「状況設定」がなされている。連続ドラマ仕立ての場合は、こうならざるを得ないのだろうが、少々、欲張りすぎ。
まあ、何回ものかは知らないが、木曜の10時はとりあえず見るものが出来た。