「子供の命を救え」

きのう/きょう/あした


2005/12/05(月)

久しぶりの更新。緊急更新である。
またまた相次いで幼い子供の命が奪われている。 そして大人たちは、それに対して何の有效な手だても立てられないままである。
「教育」はその漢字の成り立ちからして「子供」をベースに作られている。 「子供を守ること」は教育の根本なのだ。 子供の命を守れずして、何が「ゆとり教育」の見直し、学力向上、「教育改革」なのか。何が「愛国」か。どうしてこの国の将来を語ることができようか。
事が起こるたびに、大人たちは「門」を閉じたり、「見回り隊」を組織したり、果ては「少年法」の見直しや、「道徳教育」の復活を唱えるだけである。それは、テロを防ぐ名目でゴミ箱を撤去するのと全く同じやり方である。
これが、いずれも「場当たり的」「対症療法」に過ぎないことを大人たちは知るべきなのだ。
そして、このような状況を「改革」の名の下に「劇場政治」が助長する。
要するに、今の世の中は「ご都合主義」「断章取義」がはびこっているのだ。「原則」そのもの、つまり、「社会」そのもののあり方を見ようとしないのだ。
それは大学においても然りである。
第三者評価、大学改革、学生のニーズに合った教育・・・・。しかし、いずれも大学教育の本質を見失っている。研究者の本分とか、大学教育の本質を語るものは、「守旧派」「抵抗勢力」となるのだ。
このように、どっちを向いても「どうしようもない」状況ではあるが、それでも、最低「子供の命」だけは守らなければならないのだ。そのために、私たち大人はとにかく何かを始めなくてはならないだろう。