聞いちゃダメ

きのう/きょう/あした


2007/04/21(土)

今夜、何気なく欽ちゃんと香取慎吾のトークを見ていたら、欽ちゃんが面白いことを言っていた。
お笑いでは、「聞いちゃダメ」だという。

「お使い行ってきて」と言われたら、すぐ行かないといけないというのだ。
そこで、「何買ってくるの?」と聞いてしまうと、「魚買ってきて」となる。さらに、「何匹?」となり、「三匹」、「どんな魚?」・・これだと、もう「普通」の会話になってしまうというのだ。

思わず、うなってしまった。
確かにそうだと思った。そして、これは、学問の世界でも同じことが言えるように思った。
学生や院生が、あるテーマで論文を書くとする。その時、教師は、

「そう、それやったらいいね」

でおしまいでいいのだと思うのだ。
そして、僕のこれまでの指導というのはずっとこうだったように思う。

「先生、何を調べたらいいのですか?」
「先生、どうやったらいいのですか?」
「先生、何を読んだらいいのですか?」
「先生、それはどこにあるのですか?」

僕は、こういう質問は大概拒否してきている。
そんなのは、自分でやるべきだと思っているからだ。
でも、これまでの学生や院生はたぶん、僕はうまく指導してくれないと不満を持っているかも知れないことは重々承知している。でも、お笑いの世界でも、私のような分野でも結局は同じじゃないかと思うのだ。
少なくとも僕自身も学生の頃からそうやってきたし、学生や院生にもそのように対処してきた。これからも、そうするつもりだ。
自分の頭で考えないと、自分のものは出てこない。いつも「借り物」のままで終わってしまう。
皆さん、そう思いません?