光る風

きのう/きょう/あした


2009/09/12(土)

このところ、学生時代によく読んだ漫画を読み返している。
白土三平の『カムイ外伝』が映画化されたことも一つの契機かも知れない。

僕の好きな漫画家は、白土三平や手塚治虫、藤子不二雄などは言うまでもないが、今の人にはほとんど知られていない「真崎守」も大好きな一人だ。
彼の『共犯幻想』は、今読んでも素晴らしい。何度読んだか分からないが、今も、実は本当のところはよく理解できていない。
一昨日、古本と新本で購入した『光る風』も、名作だ。これは、今の、そしてこれからのこの国を暗示しているようだ。
作者は「山上たつひこ」。『ガキデカ』とかいったギャグ漫画で有名であるが、これはまさに反戦漫画である。藤子不二雄の著作群における『毛沢東伝』と同じような位置づけである。
この二つを今の学生は読んだらどんな感想を持つだろうか。
一度読ませてみたいと思っている。