「そんなのあり?」

きのう/きょう/あした


2004/10/07(木)

アメリカのイラク大量破壊兵器に関する最終報告書がでたが、その計画すらもなかったという。
この点について僕の予想は当たらなかった。もちろん、そんなものがは始めからないもので、ブッシュの妄想・いいがかりに過ぎないとは最初から分かってはいたが、僕はそれでも、最後には「ねつ造」するだろうと予想していたわけである。どこからか持ってきたそれらの1部を「ほら、やっぱり隠されていた」と公表するだろうと思っていたのだ。でも、それも叶わなかったわけで、そこにはアメリカの「ほのかな灯り」を見ることもできるのではある。
それにしても、「それはないでしょう」。もともと「大義」なんてない戦争だったが、ありもしない大量破壊兵器を錦の御旗としてきた、他の国はどうなのだ。そしてガザ地区では、そんな中でも毎日多くの人が殺されているのに、世界はそれを見て見ぬふりである。こんな「茶番」を見てきた子供達が、人を殺すのもある意味では当然の結末なのかも知れない。
このところの新聞・テレビで「殺」とか「死」という文字を見ない日はない。それに加えて、台風やら地震やら。一体、この国は、この地球はどこに向かおうとしているのか。「殺すな!」「汝、人を殺すなかれ!」と叫びたくなる情況である。
口を開けば「頭が真っ白」。この言葉も安易に使われすぎてはいないだろうか。
もう一度、僕らは、言葉から見直してみるべきではないかと最近つくづく思っている。