「親父の靴を履いて、右へ右へと歩いてく」

きのう/きょう/あした


2006/10/09(月)

これは先日の国会での田中真紀子さんの安倍さんへの発言である。まさに、言い得て妙である。
その安倍さんが中国を訪問。記者会見を聞いていたが、いやいやながら「過去の歴史を直視する」とは言うが、靖国では相変わらず奥歯に物が挟まった言い方。
「行くなら行く」「行かないなら行かない」となぜはっきり言えないのか。その善し悪しは別にして、「行く」のも確かな政治姿勢だし、「行かない」のも一つの政治姿勢である。「Yes」か「No」か。いやしくも一国の指導者たるもの、己の信念を明確に示すべきなのだ。何も言わないなら、何も行動を起こしてはならないのだ。自己の立場を明らかにせずに、歴史教科書の推進者をブレーンに置いて周りを固めるやり方は、まさに「姑息」としか言えないものである。そんなんで「美しい国」なんて、とうてい望めはしないだろう。
そんな中、北朝鮮の核実験。いやはや、もはや末期も末期、終末状況である。
ただ、北朝鮮の暴挙は世界中が批判して当然であるが、すでに核を保有している国にそのことを批判する権利が本当にあるのだろうか?子供だったらきっとこのような単純な疑問を持つはずだ。それを口にしないのは大人だから???