フィレンツェ
2007/03/16(金)
今日はローマから足を延ばしてフィレンツェに行きました。
列車で約1時間半です。
ここも今回で3回目かな?でも、何度行っても好きな町です。実際に行ってみるとそうでもないのだけど、僕のフィレンツェのイメージは「オレンジ」色の町です。ドームのてっぺんの色がそうだからかも知れませんが、フィレンツェを上から眺めたらやはりオレンジ色のように思います。
ベッキオ橋から少し行くとPitti美術館ですが、その辺りには何人かの絵描きがいます。ふと足を止めると僕のイメージ通りのドームを描いた水彩画があったので、思わず大小2枚も買ってしまいました。名のない絵描きだけれど、心がこもっています。
そういえば、ベッキオ宮殿の近くの道路にミケランジェロの模写をしている2人の日本人らしい絵描きがいました。道路をキャンパス替わりにして描いているんですが、いつか世に出ようと頑張っているように僕には思われました。でも、たぶん、そうはならないのでしょうね。
フィレンツェでは、目的のイル・ビソンテのお店で鞄を買いました。それと、サンタ・マリア・ノヴェッラ修道院の古い薬舗で、石けんやクリームを。
帰りの列車の中で、隣に座ったきれいな女性がやおらパソコンをひろげました。なんと、白のMacBookではないですか。しかも、起動画面を見ると「Windows XP」。BootCampを使ってMacでWindowsを使っているわけです。思わず、親しみを感じてしまいました。世の中、Windowsマシン全盛時代ですが、こんなMac Userに出会うと嬉しくなります。日本でも新幹線に乗れば、ほとんどがLet’s Note。全然面白くありません。同じような味気ないマシンを使っていて、ロマンがありません。僕はもちろんLet’s Noteも持ってはいますが、使うのはMacBook。こだわりです。Macの持つよいセンスが好きなんです。使う人までセンスがよく見えてくるから不思議です。ただ、今日の女性が起動時に音を消していないのだけは「いただけません」。Mac Userだったら、そこまで周りに気を配って欲しいものです。この点だけが、少し不満が残りました。
ところで、ローマやフィレンツェに初めて来たのは今から9年前。その時はハーバードに滞在しており、夏休みを利用して日本から家族と一緒にヨーロッパを旅したのでした。今回のローマのホテルは、その初めてローマに来たときのホテルの真正面。フィレンツェでは、おばあちゃんがスリにやられました。なにせ初めてのヨーロッパでしたから、何もわからず、うまく案内できませんでした。今だったら、きっとおいしいお店や素敵な場所を案内できると思うのですが、そのおばあちゃんも、昨年暮れに急逝。もう一度連れてきてあげたかったと思いました。
明日は、朝早くにローマを発って、日本に帰国の予定。また2日休んで、その後は北京です。