今日から北京

きのう/きょう/あした


2009/09/25(金)

今日から北京。

24度というけど、日本よりも暑い感じもする。
「天高く馬肥ゆる秋」=秋高気爽というが、北京はこれからが一番いい季節。
でも、青空が見えない。くすんだ黄色。
オリンピックの時は綺麗だったのに・・・。

ホテルに着いてから、すぐに中関村まで。携帯のロック解除をと思ったのだが、日本のiModeのものは無理みたい。
日本国内では中国人がその商売しているんだけどな・・。
あちこちのお店をまわったが、どこもやっていない。
それにしても、どのお店も(ヨドバシなんかよりもずっと大きい)人がいっぱい。まだバブルははじけてなさそう。

ところで、出発の時に関空で30分離陸を待たされた。
理由は北京で国慶節の予行演習で空港の出入りを制限しているためとか。
今年は建国60周年で国慶節はこれまでになく盛大なものになるのだろう。
こちらの先生の話ではオリンピックの時よりも厳戒態勢がひかれているとか。
確かに、地下鉄の入り口とか、あちこちの交差点では銃を持った警官(普通の警官でなく特殊警察)が大勢立っている。明らかにテロを警戒しているのだ。

様々な問題を抱えながら中国も「還暦」を迎えるのだ。
道路は相変わらずの渋滞だ。
瑠璃廠から海淀の中国書店まで1時間もかかっている。タクシーも多いが、自家用車がものすごい数である。しかも、ほとんどが「外車」。
60年前まで遡らなくても、30年前でも考えられなかったことである。

初めて中国に来たのは今から33年前。
香港から歩いて中国に入り、広東、上海、そして北京にとやってきたのだ。
その時の随行・通訳の国際旅行者の「李建国」氏のことが最近やたらと思い出される。
彼とはその後2回ほど偶然中国であったのだが、それっきり。
夜遅くまでこの国の将来や、世界の将来を熱く語り合ったのだ。
今の中国を彼はどう考えているのか。それを聞いてみたいと思うのだ。
そして、私はどう答えるか。
あの頃の心を今も持ち続けているのか、それが問題なのだ。 。