サンクト・ペテルブルグ(2)

きのう/きょう/あした


2013/07/30/(火)

 短い夜だが、それでも朝は必ずやってくる。
 今日もいいお天気。特に朝は爽やかだ。少し遅めの(8時半頃)朝食を取りに部屋を出る。ネフスキー通りのカフェを探してコーヒーとチーズとハム入りのクロワッサン。カザン大聖堂の前である。ふと空を見上げると、「鰯雲」が。そうか、もう秋がそこまで来ているのだ。
 見上げれば 夏過ぎけらし 鰯雲 季節変わりの サンクト・ペテルブルグ
 さて朝食後、研究所へ。昨日申し込んで老いた本が用意されていた。今日見たのは以下のものだが、トームの『華英通用雑話』以外は今回初めて見たもの。
 (1)『神經撮節』 (Printed at Serampore by the English Missionarys.)
(2)『樂善堂書目』
(3)『華英通用雜話上卷』
(4)『舊遺詔書 摩西五經 創始轉 出麥西國傳 利未書 戶口冊記 復傳律例書』
(5)『官語詳解』
(6)『官音便覧』
 このうち収穫は(2)と(5)(6)である。これまで一部の研究者によって触れられたことはあるが、あまり研究がされていないものだ。こういったのが、実はまだまだわるのだろう。
 なお、明日はもう一点、極めて珍しいものを見れることになっている。お楽しみだ。
 ところで、外国での生活で一番頭が痛いのが食事である。しかも、結構ハズレが多いのがつきもの。その中で「サンクト・ペテルブルグ」というお店はおすすめである。明日もここに行こうと思っている。