心の洗濯

きのう/きょう/あした


2013/08/12/(月)

今日は1日がかりで、サウンド・オブ・ミュージックの舞台にもなったという、「Schafberg(シャーフベルク)」に行ってきた。
当初の予定では、ザルツブルク駅前から150番のバスでSt. Gilgenまで行って、そこで船に乗りSt. Wolfgangまで行き、そこで登山電車で山頂へというコースを考えていたが、St.Gilgenで降り損ねたので、Stroblというところまで行って、そこからバスを乗り換えてSr. Wolfgangまで行った。
日本人客や韓国人も結構沢山同じバスに乗っていたので、てっきり同じ所に行くものと、St. Gilgenでも降りなかったのだが、結局、Wolfgangに行くのは私一人だけだった。
まあ、何とかWolfgangに辿り着いたが、今度は登山電車の乗り場が見つからない。30分ぐらい歩いてよくやく見つけて電車の切符を買う。とにかく、ザルツブルクの街から山に入ると、それぞれの街が全て避暑地で、立派なペンションやホテルがあちこちにある。このWolfgangも同様だ。それにしても、湖の水が澄み切っている。エメラルドグリーンである。そこで、ボートやヨット浮かべたり、海水浴(海ではないから湖水浴?)をしているのだ。
電車の待ち時間に、面白いものを見っけ。ケビン・コスナー主演の「Message in a bottle」を模した瓶。中に手紙を入れるようになっている。「本当にこれは送れるのか?」と聞けば外国でも問題ないとのこと。ならばと、切手も買い、メッセージをしたため、コックの蓋をして、お店のお姉さんにポストへの投函を頼んだ。さて、本当に着くかどうかは、その時のお楽しみ。
さて、SLの登山電車に乗り込み、約40分。山頂に到着。さすが標高1700km。下界は暑いが、ここは別世界。爽やかである。サウンド・オブ・ミュージックでジュリー・アンドリュースとトラップ大佐、子どもたちがこの草の上で歌っていたのだが、確かに、その場所である。眼下には大小様々の湖が点々と広がっている。下をのぞくと結構足がすくむ。福井の東尋坊どころではない。
「心の洗濯」とはよく言ったもの。心が洗われたような気持ちになった。この素晴らしい景色には何の言葉も必要はない。
約2時間、山頂付近を散策して下山。そこから帰りのルートは、バスを乗り継いでと考えていたが、丁度、午前中降り損じたSt. Gilgeb行きの船があるではないか。ならばと、これに乗り、約30分の船旅。いやあ、本当に湖の水の綺麗なこと。ため息しか出ない。St. Gilgenで船を下り、バスでザルツブルグに戻った。
天気も良かったし、これを「最高!」と言うのだろうか。
明日はまたフランクフルトに戻る。