情報操作

きのう/きょう/あした


2009/09/24(木)

政権交代後、新潮、文春、読売、産経は、とにかく民主党の「粗探し」に躍起である。
「早くも政権内部の不協和音」はまだしも、しまいには「民主政権は高校生には不人気」ときた。
もうこのあたりの世代の支持率でものを語るしかないようだ。
高校生たちが「アメリカに楯突かないで欲しい」と言っているとか、「民主党に期待はしていない」などど、実に下らぬことを書き立てることで、何とか今の支持率を低下させようと必死に見える。

それにしても、こういったメディアがYahooニュースを支配しているのだから、末恐ろしい気がする。
今の若者は、このYahooニュースに頼りっきりなのだから。
情報操作は確実に行われているのだ。

八ツ場ダム建設中止をめぐる問題でも、滝川クリステルみたいな無知無能な輩が、これまた解説委員と言いながらいつも全く解説になってない箕輪何とかと一緒になって、「大臣だけでなく、他の民主党の人も汗を流し、地元住民に十分な説明をしないと駄目だ。そうでないと人の心を動かすことはできない」などと、利いた風なことを述べている。
このフジサンケイグループが、これまで自民党政権に対して「住民に十分な説明を」なんて言ったことがあるだろうか?
三里塚までさかのぼらずとも、長崎の諫早の干拓でも、他の強制代執行でも、彼らはこれまで住民の反対運動をことあるごとに「左翼運動」あるいは「あか」として批判・中傷してきたのではないか。
そんな輩に「人の心」なんて言わせない。
そもそも、八ツ場ダム建設は、自民党の愚策の典型である。
建設業者やそれと癒着した政治家どもの利権、ばらまき以外の何ものでもない。ダムや道路に無駄な金を費やす時代は終わったのだ。
今、建設中止に反対しているものの多くは、まさに時代錯誤的な、金に心を奪われた悲しい人たちであると私は考えている。