明けましておめでとうございます

きのう/きょう/あした


2004/01/05(月)

また新しい年がやってきた。でも、これといった特別な感慨もない。ただ2004年になった、それだけである。
もちろん、年頭に当たって「今年は・・」という意気込みはないわけでもない。ただそれとて、毎年同じこと。
あくまでも、自分の出来ることをやっていくだけである。
ある人が「何かしなければという焦躁に駆り立てられている」と書かれていたが、なぜか私にはそのような「焦躁」という感覚を感じたことが余りないのである。
今年の初詣は「宝慶寺(ほうきょうじ)」に行ってきた。いつもは永平寺なのであるが、雪もないということで、大野の山奧にある永平寺の分寺である「宝慶寺」に出かけた次第。灯りもない山道。参拝客もほとんどが檀家の人ばかり。もちろんお土産屋さんも何もない。そこでは新年のおつとめが行われていたが、禅宗の作法というか、読経を初めて経験した。なかなかいいものである。永平寺みたいな大規模な七堂伽藍とはいかないまでも、明らかに寧波の「天童寺」を真似て作ってあり、まさに、修行の場という感じである。ここは一度行くと癖になりそう。
何はともあれ、今年もこれまで通り、自分なりに生きていくつもり。「誰のようにも生きられず、誰のようにと生きもせず」である。