今年もまた過ぎていく

きのう/きょう/あした


2003/12/31(水)

この何日か、「映像の世紀」を見ていた。アウシュビッツやベトナム、カンボジア、ボスニア、アフガン、パレスチナ、沖縄・・・。そこで映し出されるものは、大国のエゴ、大国の「正義」、大国の「自由」などの名の下で踏み付けられ、虐げられ、殺されていく、名もなき市民、婦女、子供たちの姿である。いずれも「国家」の犠牲になるのは、そのような人々なのである。
この1年も同じように過ぎていく。人が人を殺し合う時代はいつまで続くのか。この地上に人がいる限りそれはなくならないのであろうが、それでも、人は叫び続ける必要があるだろう。せめて、「No War!」と。それは希望のない呼びかけかも知れないが、それを聞いてくれる人がいないとは絶対に言い切れないのだから。
日本は今、「紅白歌合戦」あるいは「K1」「Pride」それに「猪木ボンバイエ」の真っ最中。そして、イラクでは今日も爆弾が炸裂している。どうしようもないこの「情況」の中で、僕が言えるのはやはり、次のジョン・レノンの言葉しかない。

Imagine all the people living life in peace.