「桜花」
2008/04/06(日)
桜も今が盛り。日本に生まれてよかったと感じる季節である。
それにしても吹田には本当に桜が多い。その下を通るとき、なぜか涙ぐんだりするのだ。
桜花 明日をさだめと知りながら 今を盛りと 咲き誇る(駄作)
明日の雨では散りゆくさだめの桜花。それでも、今、このときを咲き誇るのだ。その健気さ、美しさ、潔さに人は心を動かされるのである。
さくら、さくら、桜の夜の旅立ちは、もとこさん待つ、花園への道
これは、先日の延地先生のお別れの会で、道浦母都子さんが贈った歌である。
出だしの「さくら」の繰り返しに、私は思わず息をのんだ。
このリズムよさはなんなのだ。奇をてらわず、心の赴くままに言葉が出てくるのだろう。これがプロの歌なのだ。
何度口ずさんでも、心に響くのだ。
さくら、さくら、桜の夜の旅立ちは、もとこさん待つ、花園への道
今頃、もとこさんと一緒に桜の木の下で酒を酌み交わしているのだろう。