正直さ
2013/09/09/(月)
アウトレットモールへのバス料金はやはり往復だった。
運転手にちゃんと切符を見せてた上で「帰りも買うんですね?」と聞いて買ったのに、実は必要なかったのだ。私以外は誰も買っていないから不思議だったので、降りるときに再度聞いたのだが、「ふんふん」と言うだけ。まあ、これがイタリア。
ただ、今日はラッキーだった。
毎日、図書館に行くのにテルミニ駅からバスに乗っているが、これまで、切符を機械に通すのは大体半分ぐらいで、後は切符を持ってはいてもちゃんと通さない場合が多かった。でも、今日はちゃんと機械に通しておいたら、これが良かった。帰りのテルミニに着く手前で、突然私服の係員が何人かで「切符の検査」を始めたのだ。何人かの人が罰金を取られていた。結構高い金額だ。やはり正直さが大事ということ。
「正直さ」と言えば、この国の指導者は平気で嘘をつく。しかも、日本国内だけでなく、外国まで出かけていって嘘をついて平然としている。
何が汚染水は完全ブロックだ。東電ですらそれを否定しているというのに。それを批判しないマスコミもマスコミだ。世の中完全に東京オリンピックで舞い上がっている。そんな場合か!
今日も夕方まで、国立図書館とカサナテンセ図書館。どちらももう顔を覚えていてくれて親切に対応してくれる。まだまだ見てない資料が沢山あるようだ。まあ、切りがないのだけれども。
夜は明日帰国する院生たちと夕食を共にする。パスタ3種、ピザ2種、サラダ2つ、ワイン、水、それにドルチェにティラミス。これで1人20ユーロだからお手頃。それに味も格別。この店はいい。また来よう。
ところで、この1週間、毎朝ホテルの近くのカフェでクロワッサンとカプチーノ。これで3ユーロ。どちらの味も抜群だ。
いつもは立ったままで食べているのだが、今日はカウンターが一杯で待っていたら、店の人が「どうぞ座って」というから写真の席で座って食べたら何と「8ユーロ」。何だこの差は。席料が5ユーロの計算か。これはない。明日からはまたカウンターで立って食べよう。