ご都合主義2
2010/11/12(金)
今の国会の補正予算だが、これまで賛成の立場であった公明党が、昨今の状況の変化に対応して反対を決めたとか。
自民党も同じで、「出口(補正予算の衆院採決)を決めたときと状況は大きく変化している」ということで反対という。
菅内閣の支持率もついに30%を割り込み、政党支持率でも自民党に抜かれるという状況は確かに存在する。
しかし、そのことと、一旦予算案に賛成すると決めたことを反故にすることとは、話は別である。
早い話が、予算なんて、彼らにとっては実はどうでもいいことなのだ。要するに、下々の支持率や、世間の雰囲気なのである。筋も何もあったものではない。結局は、これも「ご都合主義」の「場当たり主義」の典型なのだ。
原理原則を捨てて、一体何を拠り所にするのか。
日本の政治家(「せいじか」と読むなかれ、「せいじや」なのだ)は所詮、こんな程度。だから、言いたくはないが、中国にもなめられるのだ。
それにしても、中国は自らの首を絞めることになったことに気がつくべきだ。これだけ「右」の台頭を許したのは、彼らの責任である。
覇権主義を取るなと言った、毛首席も草葉の陰で泣いているだろう。